刹那(せつな)の瞬き

Willkömmen! Ich heiße Setsuna. Haben Sie etwas Zeit für mich?

M1 Mac miniとThunderbolt2変換アダプタと関連モノ。

私が Macbook Pro (Mid 2014) で利用してた Thunderbolt 接続のデバイスは 2 つ。

  1. 外付け SSD ドライブ Transcend JetDrive 825 (TS480GJDM820 を内蔵)
  2. Thunderbolt 2 拡張ドック CalDigit Thunderbolt Station 2 [TS2-JP-60]

これらを M1 Mac mini に接続するために、Apple 純正の Thunderbolt 3 (USB-C) - Thunderbolt 2 アダプタ (MMEL2AM/A) を購入しました。

この変換アダプタを経由して、手持ちのデバイスは問題なく利用できてます。
後述する内容はその検証結果です。

0. 事前に調べた事

まず、この変換アダプタには重大な注意事項があります。

公式サイトにはこのように記載されています。

注:このアダプタは、Apple LED Cinema Displayまたは他社製DisplayPortなどのDisplayPortディスプレイとMini DisplayPortディスプレイには対応していません。 詳しくは、AppleサポートのページにあるThunderbolt 3(USB-C)- Thunderbolt 2アダプタの説明をご覧ください。

購入前に調べた際、この事実を認められず、何度も読み返しました。

正式対応は Thunderbolt ディスプレイのみ。

Macbook Pro (Mid 2014) の Thunderbolt ポートに Mini DP ケーブルで BenQ PD2700Q を接続すると問題なく表示されるのに、(Mini) DisplayPort 入力を持つディスプレイには対応していないとは。

そして、実際に購入して、Mac mini - 変換アダプタ - Mini DP/DPケーブル - BenQ PD2700Q と接続したところ、確かに信号を検出せず、画面には何も表示されません。
これは記載されてる通りの結果でした。

....

単体では DisplayPort への変換は不可。それでも購入したのには理由があります。
ネットでさらに調べたところ、

  • Thunderbolt 接続のストレージ系は成功事例が多く、問題報告が少ない。
  • Thunderbolt 2 拡張ドック経由で DisplayPort 接続が利用できた事例がある。

との情報が得られました。

なので、私の手持ちのデバイスについては、全ての機能が利用できれば大成功。
限定的でも良いし、最悪でも外付け SSD くらいは大丈夫だろうとの見込みからです。

....

以下は、macOS Big Sur 11.6.1 での検証結果です。

 

1. 外付け SSD ドライブ Transcend JetDrive 825 の場合

変換アダプタと直結して、Mac mini に接続したところ、普通に認識しました。
Thunderbolt 接続の外付け SSD ドライブとして扱えてます。

今のところ、ホットプラグやスリープを含め、特に問題ありません。
強いて言えば、ケーブルが短くて硬いので、取り回しには少々注意が必要です。

なお、後述する Thunderbolt 2 拡張ドックとの併用でも問題ありませんでした。

 

2. Thunderbolt 2 拡張ドック CalDigit Thunderbolt Station 2 の場合

変換アダプタと Thunderbolt 2 ケーブル経由で拡張ドックを Mac mini に接続したところ、普通に認識しました。

ドライバやユーティリティ等は一切インストールしてません。

変換アダプタ単体では信号が検出されなかった BenQ PD2700Q ですが、拡張ドックのThunderbolt ポートに Mini DisplayPort ケーブルで接続したところ、無事に 2560x1440 @60Hz で表示されました。

もちろん拡張ドックの HDMI ポートでも 2560x1440 @60Hz で表示されます。

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良い機会なので、この拡張ドック (TS2-JP-60) の各ポートについて調べてみました。

インタフェース 結果 特記事項
Thunderbolt 2 2 正常 変換アダプタとの接続で、常に 1 ポート使用。
DisplayPort 1.2 の出力に対応。
Mac miniHDMI 2.0 とデュアル表示可。
※外付け SSD との併用はポート数が足りない。
HDMI 1.4b 1 正常 Mac miniHDMI 2.0 とデュアル表示可。
LAN (GbE) 1 正常 Mac mini 側の有線 LAN / WiFi は未接続。
USB 3.0 3 正常 前面ポートは Mac が OFF でも iPhone11 の充電可。
背面ポートで Time Machine 可。
eSATA 6G 2 正常 外付け HDD で確認。APFS 読み書き正常。
音声出力3.5mm 1 正常 システム設定-サウンド-出力-USB audio CODEC 切替
ヘッドフォンで確認。気になるノイズなし。
音声入力3.5mm 1 - 未確認

6 年くらい前に発売された機器ですが、意外にも普通に使えてます。
インタフェース仕様は古いものの、手持ちの機器を利用する上では十分です。

ホットプラグ、スリープ状態への移行、スリープ状態からの復帰等、気になるポイントはひと通り試してみましたが、特に問題はありません。

 

3. 雑感

今のところ、外付け SSD ドライブを拡張ドックに接続したいので、DisplayPort は諦めて HDMI 1.4b ポートに BenQ PD2700Q を接続しています。
ついでに Time Machine バックアップ用の USB-HDD と有線 LAN もこちら側です。 

このような構成で 3 週間くらい運用してますが、そんなに問題ありません。
スリープ復帰中にハングして再起動したのが 2 回ありました。私は気にしてません。

→ 2022.1.12 追記
これまで総ハング数は 4 回。すべて LCD の電源が自動 OFF の状態で発生してます。
毎日、常に LCD の電源を確認するクセを付けてからは発生してません。
LCD に限らず、スリープ前の接続デバイスが通電していれば問題ないのかも。

電源ケーブルを除けば、 M1 Mac mini でも 1 ケーブル(変換アダプタ)は可能なので、これなら MacBook Air もいけるのか?

....

意外だったのは Thunderbolt 接続にしても M1 Mac mini が発熱しない事です。

Macbook Pro (Mid 2014) では Thunderbolt ポート付近が熱くなってましたが、M1 Mac mini では全く熱くなりません。

何故か拡張ドックも冷えてるように感じますが、これは気の所為だと思いたい。

....

M1 Mac mini を購入後、めっきり Macbook Pro (Mid 2014) の出番が減りました。

常用環境を M1 Mac miniLinux に移行したため、すでにクラムシェルモードで運用する必要はなくなり、拡張ドックを筆頭に各デバイスも宙ぶらりんでした。

ほぼ人柱覚悟で変換アダプタを試してみましたが、結果はまずまずの大成功。
4K ディスプレイや Thunderbolt 4 Dock を購入するまでの繋ぎにできて嬉しいです。

新生姜の時期が来た

一昨日、父が畑から新生姜を収穫してきました。

まずは初モノの確認って感じで、ほんの一部ですが、なかなか良い具合。

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昨年から栽培にハマったらしく、今年も植えて慎重に育てたようです。

せっかくなので、まずは味見です。
端っこをスライスして、そのまま食べてみると、新生姜特有の甘みと香りを感じます。
辛みは薄いので、ざく切りにして麺つゆを垂らして酒の肴にできそう。

しかし、それは今後の楽しみとして取って置き。
先程スライスした部分が残ってるので、手抜きの甘酢漬けにしてみました。

  • 新生姜を 2mm 以内を心がけてスライス。
  • 鍋で湯を沸かし、沸騰したらスライスした新生姜を投入。
  • 1 分 30 秒くらいで鍋をザルにあけて、スライスした新生姜の水気をきる。
  • しばらく冷ます。
  • 冷めたら新生姜をギュッと絞って、さらに水気をきる。
  • 器に移して、mizkan のカンタン酢を新生姜が浸かるくらい入れる。
  • 冷蔵庫で半日置く。

完成品はこんな感じ。

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仕事の合間に作ると、諸々既製品頼りになりますが、私はこれだけで十分楽しめます。

新生姜は美味い!

....

元々うちでは新生姜は頂くものばかりで、買ってまで食べてませんでした。

いつも頂いてばかりでは心苦しいと、昨年から栽培にチャレンジしたようです。
それは良いのですが、昨年は知らないうちに物事が進んだので一悶着ありました。

私に一言もなく一気に収穫したため、私の忙しいタイミングと重なり大憤慨。
誰が調理すると思ってんだ!事前に教えろ!黙ってすんな!そもそも...(略

他の件や蓄積した鬱憤により、しばらく怒りが収まらずなかなか大変でした。

今年は夏野菜シーズンに荒れなかったので、割と穏やかに過ごしてます。

おまけ

きちんと調理するなら、白ごはん.com さんのレシピで作りたいところです。

www.sirogohan.com

下ごしらえや注意事項等、色々と応用できて、ほんと参考になります。

テストデータの生成サイトがニュースとして扱われて嬉しかった

今日、Twitter を開いたら、タイムラインに PC Watch の記事が流れてきました。

業務システムの開発者にとって、テストデータの整備は地味に労力を伴うものなので、このようなサイトが無償で公開されているのはありがたい事です。

今時の要件に合わせて、クレジットカードやマイナンバーにも対応してるので、10,000件まで必要なくとも、ごく少量のデータでも活かせる場面はあると思います。

と言うか、そもそもニュースに取り上げられるネタとは思いませんでした。

最近はキラキラしたニュースが多かったので、その中に埋もれるような感じもありますが、それでも裏方的なテーマが記事になり、紹介されてて嬉しかったです。

....

私も過去にジェネレータ系のサイトを探して、いくつか試した事があります。
まだ利用できるサイトも残ってるので、少しだけ紹介しておきます。

....

私はテストデータを扱う類の仕事から離れてしまったので、もう利用する機会は無いかもしれません。

しかしながら BtoC 案件のブレゼンで使用するデータには、少しでも現実っぽい雰囲気が欲しい場面もあるので、機会があれば利用してみたいと思います。

macOSでApple製JISキーボードからドイツ語の文字やユーロ通貨記号を入力する

以前、Linux 環境でドイツ語の文字を入力する方法を調べた事があります。

macOS ではoptionキーとの組み合わせで特殊文字を入力できます。
ドイツ語のウムラウトエスツェットであれば、特に設定変更しなくても大丈夫です。

特殊文字の入力

まず、英数キー等で日本語入力をオフにして、ABC 入力モードにします。

文字の入力は次の組み合わせになります。

入力するキーの組み合わせ
文字 Unicode キーストローク1 キーストローク2
ä U+00E4 option+U A
Ä U+00C4 option+U shift+A
ö U+00F6 option+U O
Ö U+00D6 option+U shift+O
ü U+00FC option+U U
Ü U+00DC option+U shift+U
ß U+00DF option+S
U+1E9E ※未対応
U+20AC option+shift+2

macOSoptionキーでお手軽に入力できるので、利用感はかなり良いです。

ただし、ウムラウトは表のように 2 段階入力になります。

例えば ä を入力するなら、最初にoptionキーとUキーを同時に押して、一旦キーを離してからAキーを押すと ä になります。

なお、2017 年に正式に認められたエスツェットの大文字ですが、現在はキーボードから直接入力できません。

....

Unicode はコードポイントが分かっていれば、キーボードから入力できます。

この方法は、環境設定で「キーボード」-「入力ソース」に「その他」-「Unicode 16進数入力」が追加されている事が前提です。

コードポイントを入力する際、メニューバーの右側(ステータスメニュー)にある入力アイコンをクリックして「Unicode 16進数入力」に切り替えます。

キーバインドを変更してなければcontrol+spaceでも切り替え可能です。

そして、optionキーを押下したまま、エスツェット大文字のコードポイントの U+ に続く 16 進数を順に1E9Eと入力すると ẞ が表示されます。

....

確認はしたものの、個人的には ẞ の利用頻度は少ないというか、今のところ皆無です。
ネットでの検索は ß で問題ないですし。

入力したい場合は、Unicode のコードポイントを入力するより、コード表や文字ビューア等から文字をコピーして貼り付ける方法がお手軽でしょうか。
後は日本語変換辞書に登録するとか。

LinuxKDE 環境ではキーボードから直接入力できるので、少々意外な結果でした。

おまけ

10 年前の OS X の頃は、前述の方法に難があり、回避策で凌いだ事もありました。
いつから修正されたのか記憶が曖昧ですが、少なくとも OS X Yosemite では問題なかったはずです。

最後に、色々と調べ直した際、新たに見つけたサイトを紹介しておきます。

Mac で他の文字の入力方法が知りたい場合はこちら:

もう少し掘り下げたり、Windows での入力については知りたい場合はこちら:

macOS でも Logicool Options と Hammerspoon で Marble Mouse が快適になった

私が愛用してるトラックボールLogitech Marble Mouse USB (T-BC21)です。

先般の記事に書いたように、古い Marble Mouse は M1 Mac mini でも動作しました。
しかし、残念ながらその動作は期待したものではありません。

  • ポインタ移動の距離と速度のバランスが悪い
  • ボタン(小)の動作が「戻る」「進む」ではない
  • 疑似ホイール機能が使えない

これらは Linux 環境では解決できているので、何とか Mac でも実現したいです。

色々と試したところ、Logicool Options と Hammerspoon の組み合わせが最も快適でした。以下は、その構成についての説明です。

1. 古いデバイスに対応した Logicool Options でポインタ移動が快適に

Logicool Options for Mac が v8.54.147 から古い有線デバイスにも対応したとの事。
現行機の Logicool Trackman Marble USB (TM-150n) も対象だったので、ダウンロードして試してみました。

古い Logitech Marble Mouse USB (T-BC21) は "USB Trackball" として認識しました。
設定できる項目は少ないですが、目的は果たせます。

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左右のボタン(小)には初期値で「戻る」「進む」が割当てられています。

"Pointer speed" を調整したところ、ボールによるポインタ移動が快適になりました。

2. Hammerspoon で右ボタンを押下したまま疑似ホイール機能を実現

疑似ホイール機能とは、特定のマウスボタンを押しっぱなし状態のままボールをぐりぐり動かすと、マウスホイールのようにスクロールする機能を指します。

当初、Karabiner-Elements を利用してたのですが、ぎこちないスクロールに不満が募り、利用するのを止めました。

改めて代替案をネットで調べたところ、Hammerspoon が絶讃されてます。

そして、特に参考になったサイトがこちらです。

これらの記事に従い、Hammerspoon をインストールした後に、lua スクリプトを構成すれば、右ボタン(大)を押しっぱなし状態で疑似ホイール機能を実現できます。

各サイトの記事に感謝です。

3. 現在の構成

Logicool Options と Hammerspoon を設定した結果、このような動作になりました。

ボタン イベント処理 機能 動作
左ボタン(大) 既定 Left マウスの左ボタン
左ボタン(小) Logicool Options Back 1クリックで「戻る」
右ボタン(小) Logicool Options Forward 1クリックで「進む」
右ボタン(大)

既定

+

Hammerspoon

Right マウスの右ボタン
または、
押下したまま、同時にボール
を動かすと、水平・垂直方向
にスクロールする。

現状、Logicool Options のポインタ移動が私にとっての最善と理解しました。

他の代替案もありますが、最も好みなのが Logicool Options。
Logicool Options を導入すると、他に影響がありますが、それは受け入れます。

私としては Linux 環境と同様に疑似ホイール機能を右ボタン(小)に設定したいのですが、それは無理でした。

結局、Logicool Options を前提にすると、この構成でしか成立しませんでした。

....

元々は Karabiner-Elements を導入していました。
特にキーイベントやマウスイベントを確認できる Karabiner-EventViewer は OS の理解を深めるのに役立ちます。

しかし、Logicool Options を導入すると肝心のイベント処理を奪われてしまいます。
左右のボタン(小)のマウスイベントは Karabiner-EventViewer では反応なしです。

Logicool Options がイベントを処理しつつ、パススルーしてくれれば対処できるのですが、現状は不可能です。というか、それも微妙なので、現状が正解かも。

また、Karabiner-Elements には疑似ホイール機能の他にも、左右のボタン(小)に「戻る」「進む」を割当てる Change button4,5 back,forward があります。

しかし、これも一長一短です。
Karabiner-Elements 側でマウスイベントを連続したキーイベントに置き換えてしまうため、Hammerspoon 側のスクリプトではマウスイベントとして取得できません。

いずれにしても、私が求める Linux 環境と同様には設定できませんでした。

4. 余談

まだ Mac が 32bit の OS X だった頃、Marble Mouse 用に LCC を利用してました。
その頃もポインタ移動はキビキビと動作して快適でした。

いつからか Marble Mouse は対象外になり、とても不便に感じてました。
一方で Magic Trackpad の有用性に傾倒していった事もあり、Mac では Marble Mouse を利用しなくなりました。

しかし、今回の対応で久しぶりの Marble Mouse は快適そのものです。

Linux 環境より快適になってしまい、たまに Linux 環境で操作ミスをしてしまうのが、新たなストレスになりつつあります。
Linux 環境を Mac 側に寄せてみたのですが、それはそれで無理ゲーでした。

....

近い将来、Logi Options+ のリリースが予定されています。
そこで細かな設定ができると良いのですが...

無理かなー、どうだろうなー

M1 Mac mini で手持ちの周辺機器が問題なく使えて良かった

M1 Mac mini を購入して 1 ヶ月が過ぎようとしてます。

macOS Big Sur 11.5.2 になり、macOS Monterey のリリース時期も近づく今日この頃。
ようやく直付け可能な、手持ちの周辺機器の動作確認が済みました。

今更感もありますが、最新のハードウェアに古い周辺機器は鬼門でもあります。
今回も macOS Big Sur 11.3 くらいまでは、物によっては難があったとか。

HDMI にしろ USB にしろ、手持ちの古い周辺機器は問題なく使えてます。

....

現在の卓上はこんな感じです。

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これらは Mac mini (Mid 2010)で使用してたキーボードとポインティングデバイスです。

  • Apple USB Keyboard JIS (MB110J/A)
  • Apple Wireless Keyboard JIS (MC184J/B)
  • Apple Magic Trackpad (MC380J/A)
  • Logitech (Logicool) Marble Mouse (Trackman Marble) USB (T-BC21)

M1 Mac mini の初期セットアップには有線、セットアップ後は Bluetooth のペアリングを行い、すべて同時に使用できてます。

ちなみに USB キーボード MB110J/A には、左右に USB2.0 の 接続ポートがあります。
左ポートに Marble Mouse、右ポートに Lightning ケーブル経由で iPhone 11 を接続したところ、問題なく認識しました。

しかし、iPhone 11 の充電には少々足りません。
充電マークが現れるものの、2 時間放置して 54% → 56% という微妙な感じです。
iPhone のバッテリーに悪影響がありそうで何か嫌ですね。

....

ディスブレイは HDMI ケーブルで BenQ PD2700Q と Mitsubishi RDT234WX に接続したところ、問題なく表示されました。
現在は WQHD (2560x1440) な PD2700Q に接続しています。

各所で報告されていた外部ディスプレイ接続時の、チラつき・明滅・ピンクスクリーン・ピンクの正方形問題等の不具合は発生していません。

なお、DisplayPort での接続には USB-C 変換ケーブルが必要なので試してません。  

....

少々心配だったのはプリンタです。

モノクロレーザープリンタの Brother HL-L2375DW ですが、Brother のサイトに M1 Mac 対応のドライバはありませんでした。

しかし、AirPrint に対応しているとの事なので、プリンタの追加でネットワークプリンタとして追加したところ、"Brother HL-L2375DW series - AirPrint" として登録されました。
テスト印刷も問題なく、トナーの残量も確認できてます。

HL-L2375DW は Windows / Mac / Linux から印刷できるからこそ購入したので、期待通りの結果でした。 

....

USB メモリは USB2.0, USB3.0 で接続可能なものを 5 本試しましたが問題ありません。

余計なセキュリティ機能がないシンプルなものばかりです。
それにファイルシステムexFAT ではありません。
Linux PC で FAT16, FAT32 に再フォーマットしています。

exFAT にしない理由は、PlayStation 2/3/4 とデータのやり取りをするのに都合が良いからです。

マウントはもちろん、読み書きも正常でした。

....

残りは、さらに雑多なものばかりです。

USB-SATA 変換ケースがいくつかありますが、問題ありませんでした。
USB3.0 対応のもの以外は処分してしまったので、古いものはわかりません。

後は Thunderbolt2 接続の SSD と Dock ですが、これは後回しです。
Thunderbolt2 - Thunderbolt3 変換は要注意なのですが、某所で Thunderbolt2 Dock への接続に成功している事例を見つけてしまったので、ダメ元で試すかもしれません。

※2021-11-27 追記: M1 Mac miniとThunderbolt2変換アダプタと関連モノ。

しかし、いずれは Thunderbolt4 Dock を購入する予定なので、先に購入したら諦めるような気もします。

....

以下、ぼやきです。

そもそも M1 プロセッサの Mac に興味を持ったのは発売直後からです。
すぐに購入する予定はなかったので、ネットでちまちま情報収集してました。

好意的な記事が多い中、埋もれるように不具合の記事も散見します。
特にハードウェアに関するトラブルが多かったと思います。

そして現在、改めて不具合の情報を検索すると大量に見つかります。
2.4GHz帯の件だけでなく、HDMI、Thunderbolt、USB Hub 等、多岐に渡ります。
購入を控えたくなるくらい見つかるので、少し引きました。

それでも、いつ購入しても不具合はそれなりに存在する訳で。
ある程度の覚悟はしてたのですが、何も問題なくて肩透かしをくらった感じです。

まぁ、過去を振り返れば、私もそれなりに経験してる訳でして。

OSの都合により、古い周辺機器は動作しないとか、Apple純正でも微妙とか。
Carbon → Cocoa, 32bit → 64bit の移行期はね...辛みがね...

さて、今後はどんな問題がやってくるのでしょうか。
これが最後の Mac にならないと良いな。

MacBook Pro Mid 2014 の電源が入らなくなったのでキャリブレーションしてみたけど

先日、クラムシェルで常用してる MacBook Pro Mid 2014 を持ち出す機会がありました。
ここ数年、電源アダブターを繋ぎっぱなしだったので、バッテリーの劣化が心配です。

でも、バッテリーの充電は 100% だし、電源アダブターを抜いても問題なし。
古い iPhone みたいに、急激に残量が減るような事もありません。
これなら大丈夫と、一度、蓋を閉じました。

しかし、ふとシャットダウンの方が良いかなと思い直し、久しぶりにシャットダウン。
そして、いざ持ち出す直前にデータの入れ忘れに気づき、慌てて電源ボタンを ON 。
ところが、ディスプレイは真っ黒のまま。起動音もしません。

いやいや、さっきまで普通に動作してたでしょーよ。

単体のままでは、何度電源ボタンを ON にしても起動しません。
仕方ないので電源アダプターを接続してみたところ、あっさり起動しました。
起動してしまえば、電源アダプターを外しても問題ありません。

いやいやいや、喝入れが必要ってどーなん。

....

とりあえず用事は済ませ、帰宅後、直ちに確認作業です。

まずは、今のうちに Time Machine でバックアップ。
シャットダウンしてから電源ボタンを ON にすると、やはり起動しません。
電源アダプターを接続して、OS起動とシャットダウンを数回繰り返しましたが、こちらは問題なく動作します。

そして、無事に?電源アダプターなしでも起動するようになりました。
訳がわかりません。

....

バッテリーと言えばキャリブレーションでしょ?
ということで、負荷がかかるの承知で、久しぶりにキャリブレーションしてみました。

キャリブレーションの方法についてはこちらが詳しいです。

jp.ifixit.com

キャリブレーション後の結果はこんな感じです。

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MacBook Pro を購入したのは 2015 年 1 月。
購入して早々にキャリブレーションしましたが、それ以降、記憶にあるのは 1 回だけ。
ほぼ毎日、電源アダプターを接続したままなので、充放電回数が異様に少ないです。

それでもバッテリーは正常みたい。
ちなみに 6 年半経過した今でも、バッテリーで 7 時間半くらい稼働できてます。

世間で推奨されているバッテリーの運用ルールには、まったく従ってないのに、正常かつほとんど劣化していないとは。嬉しいけど、腑に落ちません。

キャリブレーション後、数日間シャットダウンと電源 ON を試してみたけど、問題は再確認できませんでした。

モヤモヤしたままです。

....

電源の件はうやむやになったのですが、調査を進めるうちに MacBook Pro Mid 2014 のバッテリーについて嫌な情報を目にしました。

あちこちで経年劣化によるバッテリーの膨張(いわゆる妊娠)状態が報告されてます。

そういえば...と私のを見てみると、裏面に少量の擦り傷が見つかりました。
平らな場所に置いて揺らして見ると、微妙にカタカタと動きます。

あー、少しバッテリーが膨らみ始めているのかー
これは辛い。最悪も考慮しないと。
あんまり良い使い方ではなかったのかな。勝手に SSD 換装したしなー

今のところ MacBook Pro Mid 2014 自体は問題なく稼働してます。
しかし、バッテリーの膨張が過ぎると故障どころか発火の原因にもなり得る。
となると、もう買い替えするしかないですかね。

....

そんな訳で、この件が M1 Mac mini 購入を決意する、最後の一押しになりました。

しかし、問題をはらむ MacBook Pro Mid 2014 ですが、スペック的にはまだ使えます。
M1 Mac mini への移行が終わったら、バッテリー交換してみようと思います。