Ubuntu20.10でMarble Mouseの設定方法が変わってた
Ubuntu 20.10 がリリースされたので、早々に OS をアップグレードしました。
今回はクリーンインストールではなく、久しぶりのアップグレードです。
事前に躓きそうなパッケージを remove しておいたので割とスムーズに完了しました。
リポジトリを調整して、各種パッケージの環境を整えて作業完了。
さて、いつもの作業に戻ろうか...
なんて思ってたら Marble Mouse のスクロール機能が有効になってません!
ターミナルから確認しても、
$ echo $XDG_SESSION_TYPE
x11
$ xinput list
⎡ Virtual core pointer id=2 [master pointer (3)]
⎜ ↳ Virtual core XTEST pointer id=4 [slave pointer (2)]
⎜ ↳ Logitech USB Trackball id=8 [slave pointer (2)]
〜 (ざっくり省略) 〜
セッションは Xorg のままだし、xinput からも見えてます。
Ubuntu 20.04 LTS では、上記のサイトに従い libinput 用の構成ファイルを /usr/share/X11/xorg.conf.d/ に配置してましたが、それも消えずに残ってました。
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このままでは困るので、ダメ元で Wayland での設定方法を試してみました。
$ gsettings set org.gnome.desktop.peripherals.trackball scroll-wheel-emulation-button 9
バッチリです!即時反映されるので、すぐにスクロール機能が有効になりました。
今までは Xorg と Wayland で設定方法が異なり、少々煩わしかったのですが、gsettings に統一されて良かったです。
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GNOME 3.38 ベースになって、色々と細かいところが改善されてますね。
ちなみに Kubuntu 20.10 で確認したところ、こちらの設定方法は今まで通りでした。