刹那(せつな)の瞬き

Willkömmen! Ich heiße Setsuna. Haben Sie etwas Zeit für mich?

Windows11 22H2にアップデートしたらiqvw64e.sysとene.sysが読み込めなかったので対処してみた

Windows10 から Windows11 にアップグレード後、しばらく放置してた PC 環境を Windows Update により最新状態 (21H2) にしたのが前回の話です。

ここで読み込めなかったドライバは GIGABYTE 提供のユーティリティ・ドライバ類の更新により解消することができました。

....

そして、記事を書いた数日後。私の PC 環境にも 22H2 提供開始の通知がありました。

Windows11 へのアップグレード提供が開始された頃、AMD チップへの提供はしばらく待ち状態だったので、数日遅れでの提供は嬉しい誤算です。

不要なアプリケーションを削除・退避して、ほぼクリーンな状態。
早速、22H2 のアップデートを適用してみました。

....

Windows11 22H2 へのアップデート自体はあっさりと完了です。
しかし、メモリ整合性をオンにしている関係でドライバ類に影響がありました。

1. iqvw64e.sys が読み込めない

PC 再起動後、デスクトップ画面に進むと IntelNIC / Wireless 関連のドライバ (iqvw64e.sys) で読み込みエラーが表示されました。

私はネットワーク関連のドライバを更新してなかったので、これは想定内です。

GIGABYTE B450 AORUS PRO WIFIIntel 製チップを採用しているので、今回は GIGABYTE ではなく Intel 公式サイトからダウンロードして適用します。

これらを適用し、再起動したところ、iqvw64e.sys の警告は出なくなりました。

2. ene.sys が読み込めない

次に問題になったのは ene.sys です。

このファイルはC:¥Windows¥System32¥Driversに存在するのですが、初見では何をしているのか見当がつきませんでした。

調べたところ、このファイルというかドライバをインストールしているは RGB Fusion です。しかし、RGB Fusion をアンインストールしてもドライバが残ったままになり解決しません。

これは、最新版の RGB Fusion B22.0914.1 をインストール・アンインストールしても結果は同じです。

とりあえず、このファイルを移動なりリネームすれば上記の警告は消えます。
それでは根本的な解決にならないので、もう少し調べてみました。

(1) サービスの確認

常駐しているサービスを確認するため、次の操作をしました。

  • 「タスク マネージャー」を起動してサービスに登録されているタスクを確認。
  • msconfig を起動して「サービス」タブに存在するサービスを確認。

ここでは該当するものはありませんでした。

(2) イベント ログの確認

Windows 起動時に警告ダイアログが表示される場合、イベントログに記録が残っているはずなので、それを調べてみました。

「イベント ビュアー」を起動して Windows ログの「システム」に ene で検索すると、このようなログが見つかりました。

どうやら EneTechIo として登録されているようです。

(3) レジストリ操作 ※自己責任でお願いします

レジストリ エディター」を起動して EneTechIo を探すと、確かに存在しています。

これならパラメータの変更だけで、起動時の読み込みを停止できそうです。
私は Start の値を 1 → 3 に変更しました。※ 3 は SERVICE_DEMAND_START

この状態で PC を再起動したところ、ene.sys の警告は出なくなりました。

あとがき

前述の対処にかかわらず、なぜか RGB Fusion は普通に利用できてます。

邪魔くさい警告は無視するのが一番ですが、毎回表示されるのは不愉快です。
今のところ、ユーティリティの対応を待つしかないです。

....

ネットで同様の記事を見つけたのですが、それは MSIマザーボードMystic Light での話でした。
そちらは最新バージョンをインストールすれば解消したようです。

また、EneTechIo 関連の最新ドライバや削除ツールを入手すれば解消するみたいなのですが、私には必要ないものなので、そこまでしたくありません。

自分でインストールしたものは自分で片付けて欲しいところです。

Windows11にアップグレード後、メモリ整合性をオンにしたらgdrv2.sysを読み込めなかったので

今年の初めに Windows 10 Pro から Windows 11 Pro にアップグレードしました。

その際、Visual StudioSQL Server は後で入れ直すつもりで、すべて削除してます。
残したのは、各種ドライバ・ユーティリティと Office 2019 くらい。

AMD チップへのアップグレード提供が遅れたため、余計なトラブルが心配でした。
しかし、そんな配慮をよそにアップグレードは順調に進み、問題なく完了します。

Windows 11 Pro にしたものの、その後は諸事情によりほぼ放置状態。
時々 Windows Update を実行するくらいで、利用機会がありませんでした。

....

Windows 11 22H2 が提供開始との事で、事前に OS 環境を確認する事にしました。

しばらく放置してたので、まずは Windows Update を実施。
現在の PC の構成はこんな感じです。

CPU AMD Ryzen 5 2600X
M/B GIGABYTE B450 AORUS PRO WIFI (BIOS: F32)
GPU NVIDIA GeForce GTX 1050 Ti
OS Windows 11 Pro 21H2 Build: 22000.1042


再起動したところ、通知領域に Windows セキュリティの警告を発見。
メモリ整合性がオフだったので、速やかに「オン」に変更しました。

 

再起動が必要なので、そのまま PC を再起動し、デスクトップ画面に移ったところで、ドライバが読み込めないとの警告ダイアログが複数表示されました。

スクリーンショットを失念してました。

読み込めなかったドライバはすべて gdrv2.sys です。

この gdrv2.sys について調べたところ、GIGABYTE から提供されるユーティリティ類で使用しているファイルでした。

....

「古いドライバだと最新の Windows OS に適合していない場合がある。」
との事なので、ユーティリティ類を更新します。

私は APP Center を削除してたので、古い物から順に手動アップデートです。

それぞれ GIGABYTEサポートページからダウンロードして再セットアップしたところ、表示される警告ダイアログは 1 つだけになりました。

残り 1 つなので、ずっと前に APP Center を削除した際の残骸かと思い、改めて APP Center をインストール→アンインストールしてみましたが変化はありません。

念の為、Windows の「設定」-「アプリ」でアプリの一覧を確認してみると、古い日付のアプリ「GService」がありました。
このアプリを単体でインストールした記憶はないのですが...

調べたら GIGABYTE 関連のものだったので、これをアンインストールして再起動したところ、残ってた警告ダイアログが消えました。

ようやく整合性がとれたみたいです。

....

メモリ保護をオンにしたので、ついでに AMD Chipset Software や NVIDIA Studio Driver 等も更新しましたが、特に問題はありません。

これでクリーンな環境にできたのかな。
後は Windows 11 22H2 の提供を待つばかりです。

あとがき

最新の開発環境を構築しようと思ったタイミングで Windows 11 22H2 リリース開始のアナウンスを知りました。

今回は最悪を想定して 21H2 の ISO イメージを準備しておいた方がいいのかな。
Windows 10 からのアップグレード組は Windows 11 より 10 の ISO イメージの方がいいのかな。

....

実のところ AMD 系に降りてくるのは、もうしばらく後だと思ってます。
年内中に提供されるといいな。

 

※2022-09-29 追記:
本日の Windows Update で私のところにも 22H2 の通知が来ました。
10 から 11 へのアップグレードは少し待たされたので、今回は早くて嬉しいな。 

Mac用に4K解像度のBenQ EW2880Uを購入しました

M1 Mac mini を購入してから 1 年経ちました。

今まで WQHD (2560x1440) な BenQ PD2700Q を接続していたのですが、そろそろ Windows/Linux 環境に戻す必要があり、新しくモニターを購入する事にしました。

....

購入したのは 4K 解像度 (UHD: 3840x2160) の BenQ EW2880U です。

一方、M1 Mac mini は HDMI2.0 や USB-C 経由での DisplayPort 出力に対応してます。

幸い BenQ EW2880U には、これらのケーブルが添付されてます。
長さに問題がなければ、添付されているケーブルで接続すれば問題ないはずです。

そして私の場合ですが、Thunderbolt 2 拡張ドック CalDigit TS2-JP-60 経由で周辺機器を利用しているため、少々事情が異なります。

CalDigit TS2-JP-60 は古い機器だけど、DispalyPort 1.2 で 3840x2160@60Hz の出力に対応しているので、この接続を試してみます。

....

接続を順に書き出すとこんな感じ。

  • M1 Mac mini の Thunderbolt ポート →
  • Thunderbolt 3 (USB-C) / Thunderbolt 2 変換アダプタ →
  • Thunderbolt 2 ケーブル →
  • Thunderbolt 2 拡張ドック CalDigit TS2-JP-60 →
  • Mini DisplayPort / DisplayPort 変換ケーブル →
  • BenQ EW2880U の DisplayPort 

DisplayPort 1.2 ですが、特に問題なく 3840x2160@60Hz で表示されてます。

....

macOS では UHD モニターを接続すると、擬似解像度が 1920x1080 になります。

Retina ディスプレイと同様に HiDPI な設定が有効になるので、デフォルトから擬似解像度を変更することも可能です。

私は WQHD くらいの解像度が欲しいので、「設定」-「ディスプレイ」-「サイズ調整」で、擬似解像度: 2560x1440 を選択してます。

購入後の感想

あ く ま で  私の感想です。

使用歴約 2ヶ月ですが、良かった点は

  1. ノングレアな IPS パネルでの UHD は美しい。
  2. PD2700Q よりスピーカーの音質が良い。
  3. DisplayPort 1.4 入力端子がある。※ DP 1.2 でも 3840x2160@60Hz 可
  4. リモコンが地味に便利。
  5. 標準/最大 消費電力は 35/130W と UHD では健闘。※なお PD2700Q は 28/58W
  6. 価格が安いのに費用対効果は高い。

一方で、悪かった点・惜しい点は

  1. モニタースタンドの足が V 字型で、PD2700Q より場所をとる。
  2. モニタースタンドの形状差で PD2700Q より 5cm くらい手前にきて困る。
  3. どのモードも仕事で使う私には明るすぎる。
  4. なので、輝度を絞ったパターンを複数保持したいが、そんな機能はない。
  5. USB 電力供給は 60W。PD2705U や Dell S2722QC は 65W だけど十分?

私の利用方法は一般的でないかもですが、BenQ EW2880U には概ね満足してます。

雑記

M1 Mac mini 用に 4K 解像度の BenQ EW2880U を購入した私ですが、以前にこんな記事を書きました。

やはりモニターとの距離感は大切でした。
EW2880U を机に置くと、距離が近くなりすぎて、どうしても目が疲れてしまいます。

机から落ちないようにギリギリのところに配置しても、画像が微細なところまで表現されてると見入ってしまい、いつの間にか顔を近づけてしまってます。

私は追加でモニターアームが欲しくなりました。

なぜ WQHD にしなかったのか

PD2700Q を Mac mini に接続すると、非 HiDPI な普通のモニターとして認識されます。
文字の美しさは HiDPI に劣るものの、ドットの扱いが見たままです。
むしろそれが良いので、私の用途では WQHD モニターに不満はありません。

今までの流れで、同じ機種か後継機を購入しようと調べてみたところ、PD2700Q の価格が購入時よりも想像以上に割高になってました。

昨今の世界情勢や為替レートによる価格改定なので、これは仕方ない事です。
ただ、割高になると、その価格帯は 4K モニターに届きます。

改めて 4K モニターも検討してみたところ、こちらは逆に以前より安くなってました。

....

PD2700Q を購入した頃は Windows/Linux 環境での利用が前提でした。
今でも Windows/Linux 環境での利用は WQHD モニターが最高だと思ってます。

Mac の場合、Retina が登場した頃から HiDPI モニターに対応してます。
既に MacBook ProRetina の諸々を体験してるので、導入に抵抗感はありません。
CPU/GPU 負荷が問題にならなければ、4K モニターで擬似解像度もアリです。

選択肢が増えたため、機種の選定に 3 ヶ月くらい悩みました。

そして、決めたのが BenQ EW2880U です。
PD2705U / PD2705Q と最後まで迷いましたが、価格差がありすぎました。

初 UHD だけど失敗してもいいや、と思いつつ購入しました。後悔はしてません。

 

おまけ: 購入前に参考にした記事

BenQ EW2880U の購入前に参考にした当時のレビューはこちらです。

どちらも深掘りされている記事なので、とても参考になりました。

今はネット上の記事も増えてるので、ピンポイントで自分の用途に合った情報やレビューが見つかるかもしれません。

Ubuntu 22.04をサポートしたMS版ODBCドライバが出揃ってた

先月 8/11 に Ubuntu 22.04 LTS の最初のポイントリリースがありました。

いい機会だったので SQLServer の公式サイトを確認したところ、ODBC ドライバのサポート対象に Ubuntu 22.04 が追加されてました。

Ubuntu 22.04 がリリースされた直後、すぐに環境を用意したものの、ODBC ドライバやクライアントツールは未対応でした。
そのため、ずっと Ubuntu 22.04 の正式サポートを心待ちにしてたのです。

....

現在、Ubuntu 22.04 に対応している ODBC ドライバは 2 種類です。

ODBC ドライバ バージョン 対応年月
ODBC Driver 18 for SQL Server 18.1 2022 年 8 月
ODBC Driver 17 for SQL Server 17.10 2022 年 6 月

ドライバが出揃ったおかげで、また色々と試せます。

....

とりあえず、Ubuntu 22.04.1 に ODBC Driver 18 (18.1) をインストールしてみました。

セキュリティ関連に気をつければ、問題なく SQLServer に接続できてます。

私の環境では ODBC 18 から接続する場合、

  • sqlcmd コマンドには-Cオプションを追加
  • ODBC 接続文字列にはTrustServerCertificate=yes;を追加

が必要でした。

SQLServer 本体は...

今のところ SQLServer 2019, 2022 PreviewUbuntu 22.04 をサポートしてません。Docker や LXD コンテナを利用しつつ、SQLServer 2022 のリリース待ちの状態です。

先週 SQLServer 2022 RC 0 がアナウンスされたので、あと少しかなー

MacBookPro11,2のStartup Managerに表示されるEFI Bootのアイコンと表記を変更する

私が MacBookPro11,2 に Ubuntu Studio を導入した後の話です。

Ubuntu Studio 22.04 を評価するにあたり、macOS を残すのは決定事項でした。

そのため、事前に macOS 側でディスクユーティリティを利用して内蔵 SSD の APFS パーティションを 160GB に縮小し、空けた領域に Ubuntu Studio をインストールしました。

その際、EFI パーティション (512MB) と ext4 パーティション (残り全て) を手動で作成し、無事に Ubuntu Studio が起動する状態にできました。

OS の切り替えは、MacBook Pro の起動音が鳴った直後にoptionキーを長押しすると、Startup Manager に

が表示されるので、起動したい方を選択します。

....

しかし、ここで気になったのが EFI Boot の表記とアイコンです。
せっかく Ubuntu Studio を入れたのに味気ないので、これを変更してみました。

1. パーティションの確認

macOS のターミナルでパーティションを確認すると、次のように表示されます。

$ sudo diskutil list
/dev/disk0 (internal, physical):
   #:                       TYPE NAME                    SIZE       IDENTIFIER
   0:      GUID_partition_scheme                        *251.0 GB   disk0
   1:                        EFI EFI                     209.7 MB   disk0s1
   2:                 Apple_APFS Container disk1         160.0 GB   disk0s2
   3:                        EFI NO_LABEL                537.0 MB   disk0s3
   4:           Linux Filesystem                         90.3 GB    disk0s4

/dev/disk1 (synthesized):
   #:                       TYPE NAME                    SIZE       IDENTIFIER
   0:      APFS Container Scheme -                      +160.0 GB   disk1
                                 Physical Store disk0s2
   1:                APFS Volume Macintosh HD - Data     91.3 GB    disk1s1
   2:                APFS Volume Preboot                 412.9 MB   disk1s2
   3:                APFS Volume Recovery                620.4 MB   disk1s3
   4:                APFS Volume VM                      1.1 GB     disk1s4
   5:                APFS Volume Macintosh HD            15.3 GB    disk1s5
   6:              APFS Snapshot com.apple.os.update-... 15.3 GB    disk1s5s1

macOS 側から Ubuntu Studio 用の EFI パーティションが disk0s3 として見えてます。

2. アイコンの準備

本来は .icns ファイルに複数のサイズのアイコンを収録しておくみたいです。

私は面倒だったので、Ubuntu Studio の PNG 形式のアイコンのうち 128 x 128 のアイコンをダウンロードしました。

このファイルを.VolumeIcon.icnsにリネームしておきます。

3. EFI パーティションのマウント

macOS に disk0s3 をマウントします。

$ sudo diskutil mount disk0s3

FAT32 のボリュームとして扱われるはずなので、ここで、

$ ls /Volumes/NO_LABEL
$ ls /Volumes/NO_LABEL/EFI
$ ls /Volumes/NO_LABEL/EFI/BOOT

等を実行して、エラーが表示されなければ、正常にマウントされています。

4. アイコンファイルのコピー

事前に作成した.VolumeIcon.icnsを、/Volumes/NO_LABEL/ にコピーします。

※この作業の詳細を失念してしまいました。Linux 側でコピーしたかもしれません。

5. "EFI Boot" の表記を "Ubuntu Studio" に変更

bless コマンドで Startup Manager での表記を変更できます。

$ bless --folder /Volumes/NO_LABEL/EFI/BOOT --label "Ubuntu Studio"

6. EFI パーティションのマウント解除

作業が終わったら、忘れずに EFI パーティションをアンマウントします。

$ sudo diskutil unmount disk0s3

作業は以上です。

....

後は再起動して、Startup Manager の画面に Ubuntu Studio のアイコンと表記が表示されれば成功です。

T2 チップ非搭載だった頃の古い Mac は外部起動も Linux 化もしやすいです。
せっかくなので、rEFInd 等に頼らず、ひと手間かけてみました。

やっぱり標準の Startup Manager の方が好みだし、しっくりくるなー

今年はMacBook Pro Mid 2014で夏を乗り切れなかった

前回の記事で現状維持とした MacBook Pro Mid 2014 ですが、

このデュアル OS 構成で諸々の作業を行ってました。

しばらくは順調だったのですが、季節が進み、徐々に気温が高くなると、少しの負荷で排熱ファンが爆音状態になります。

....

macOS では、普段は Intel® Power Gadget で CPU 温度を確認しつつ作業してたのですが、コンパイル頻度が多くなるとなかなか冷めません。エミュなんてもっての外です。

先日、macOS Big Sur 11.6.8 がリリースされた際は、OS アップデート中に排熱ファンが全開になり、慌ててエアコンと扇風機を付けて対処した程です。

....

Linux というか Ubuntu Studio 22.04 では Intel Power Gadget が利用できず、xsensors で代替してました。

macOS と同様の作業であれば、Linux の方が温度上昇は緩やかです。
しかし、最終的に排熱ファンが全開になるのは同じです。

また、クロック数やコア温度を監視してて気づいたのですが、Linux の方が Turbo Boost が効きやすいのか、突発的に排熱ファンが回転する事がありました。

とりあえずsudo apt install cpufrequtilsしてから、cpufreq-infoコマンドでコアの状態を確認し、cpufreq-setコマンドで全コアの governer を powersave にしたところ、性能と引き換えに、多少は温度上昇を抑える効果はありました。

....

そして、地味に困ったのが CPU に内蔵されている GPU の扱いです。

macOS では Retina に表示するよりも、クラムシェルにして WQHD / FullHD 程度の外付けモニタに表示する方が負荷が少ないのは過去記事にも書いてます。

Linux の場合、(現段階で最も) HiDPI 表示に適してる KDE Plasma 5 のデスクトップ環境でも同様の結果になります。

既にクラムシェルでの運用は考えられないので、なんとか Retina で表示したいところ。

しかし、CPU のパフォーマンスを落としてコア温度を低く保とうとしても、内蔵 GPU の温度がじわじわ上昇していくので、結果として排熱ファンの回転数も上昇します。

どうにか GPU 部分の発熱を抑える方法はないかと探してみましたが、私が期待するような情報は発見できませんでした。

....

真夏の常温で、排熱ファンが全開にならないように、工夫して過ごす。
試行錯誤するのは楽しいのですが、そろそろ時間が惜しくなりました。

既に M1 Mac mini への移行は完了してるので、思い残す事はありません。
色々と踏ん切りがついたので、リサイクルに出す事にします。

なお、本体と周辺機器の購入費用を月割で計算すると、月々約3,500円くらいでした。
私が得た成果を鑑みると、費用対効果は抜群
です。
PowerBook G4 での後悔が、より有効に利用できた一因かもしれません。

ビンテージ製品になったMacBook Pro Mid 2014をどうしよう

私が所有してる MacBook Pro (Retina, 15-inch, Mid 2014, mem:16GB) の話です。

最後の対応 OS となる macOS Big Sur への移行後、特に問題なく動作してます。
少し前に発生してた不具合も何のその。

相変わらずバッテリー関連の数値は正常です。なんで正常なんだろう?
OS X Mavericks 時代のハードウェアとは思えません。

ハードウェアとしての MacBook Pro Mid 2014

現在、MacBook Pro Mid 2014 はビンテージ製品の扱いです。

来年 9 月にはオブソリート製品に分類され、ハードウェアサービスは終了です。

例外として「バッテリー修理に限り期間延長が認められます。」との事なので、条件次第では、まだまだ使えるみたいです。
....

故障以外で困るのは、負荷によってファンの回転数が上がってしまうところです。
古い機種なので、今となっては性能が足りてません。

M1 Mac mini に移行した後なので、今更クラムシェルに戻すのは嬉しくないです。
普通にノート PC として持ち出せる状態にしておきたいです。

macOS Big Sur のサポート終了時期

macOS の End of Life は非公開らしいですが、参考になるサイトがあります。

現在は macOS Catalina 以降でセキュリティ・アップデートが提供されている様です。

慣例に従えば、macOS Ventura リリース後でも、しばらくは macOS Big Sur のセキュリティ・アップデートが提供されると思われます。

しかし、開発環境はそろそろ対象外

macOS Big Sur に対応する Xcode は 13.2.1 で打ち止めです。
Xcode 13.3 から macOS Monterey 以降が対象です。

仕方ないけど、せめて macOS Ventura のリリースまで猶予が欲しかったです。
もしくは機能制限付きでインストール化とか。

また、Visual Studio 2022 for Mac も正式リリースになった途端、インストール時に Xcode が 13.3 以降でないと警告されるようになりました。

対応 OS は macOS Catalina 以降のはずなのに、どうも釈然としません。

Linux はどうなのか

元々、外部ストレージからの起動が楽な機種 (MacBookPro11,2) です。

かなり前から Linux 対応の情報は存在してます。
※今となっては古いですが、MacBook11,2 の Linux 化の基点となる情報サイトはこの二つです。

私は過去に PowerBook G4 (PPC) の Linux 化で膨大な時間を溶かした経験があります。
興味はあっても、再び沼に入りたくなかったので、情報収集に留めてました。

ある時、思いつきで Ubuntu 20.04 を試したらそれなりに動作しました。

各種デバイスがあっさり動作してしまい、認識を改める事となりました。

現在 Ubuntu Studio 22.04 で検証中

以前と比較して MacBookPro11,x を Linux 化する手間は格段に減りました。

特に Ubuntu フレーバーは導入が簡単なので、どれを選択しても良いと思います。
最新バージョンは Ubuntu 22.04 ベースになり、ハードウェア面はぼぼ解決してます。
ちなみに前述の爆熱問題も対処済みでした。

現在は、久しぶりに Low Latency なカーネルとマルチメディア的なソフトウェア群を試したくなり、Ubuntu Studio 22.04 で検証中です。

一方で、macOS 環境を損わずにインストールするには、少々手間と知識が必要です。

  1. APFS パーティション領域の縮小
  2. 有線 LAN でのインターネット接続手段の確保
  3. Linuxインストーラで ESP, ext4, マウントポイント等の手動設定
  4. macOS で起動ディスク選択(起動パーティションの調整)
  5. Wi-Fi ドライバを手動インストール
  6. FaceTime Cam ドライバを手動インストール
  7. その他諸々の調整作業

これらに支障なければ、割と快適な環境になります。

インストール直後の時点で、

  • 内蔵キーボード (バックライト輝度・音量等調整キー等)
  • 内蔵トラックパッドの基本動作
  • 内蔵サウンドカード & 内蔵スピーカー
  • Wi-Fi 以外の各種インタフェース (Thunderbolt2, USB3.0, Bluetooth4.0, HDMI1.4, SDXC カードスロット, ヘッドフォン端子)
  • センサ情報(AppleSMC), ファン制御

は普通に認識・動作します。

Retina は HiDPI だけど、KDE Plasma 5 ではスケール 150 % で良い感じ。
ドライバを手動インストールすれば、Wi-Fi 接続, FaceTime HD カメラも動作可能。
その他、スリープ移行・復帰も問題なし。

Bluetooth 機器とクラムシェルは機材が足りないのでパス。※前から問題ないはず
後はバッテリー運用時の省電力化とジェスチャー機能の確認くらいかな。

隙間時間で検証してるので、なかなか手が回りません。
それでも、ようやく MacBookPro11,2 でも気軽に Linux で遊べる感じになってます。

なお、Windows は...

Windows 11 が発表された時点で候補から除外しました。
Windows が必要であれば、素直に Windows 11 が動作する PC を購入します。

結局どうしよう

私は M1 Mac mini に移行済みなので、MacBook Pro は持ち出し可能なサブ機です。

(1) macOS のまま利用を継続

macOS Big Sur のまま、消極的な利用に留めるのも一つの選択です。

しかし、開発ツールは古いままなので、積極的に利用する気にはなりません。
MacPorts に戻したいけど、Homebrew 前提のソフトウェアがあるので無理だし。

今 M1 Mac mini でできない事って、持ち出せる以外に、何があるんだろう。
結局、Web カメラを利用する用途か、エミュで遊ぶくらいしか思いつかないです。

(2) Linux 化する

Linux 化すれば延命できるのは事実です。

しかし、Linux 化しても劇的に性能アップする事はありません。
実際に使用してみると、ビルド中にファン全開になるのは macOS と同様です。
もしかしたら、macOS よりも冷却が必要かもしれません。

また、Linux 化するとしても、私は macOS 領域を消すつもりはありません。

  • 今後も定期的に macOS 側からバッテリーの状態を確認する。
  • システム的な操作は macOS 側から確認したいものもある。

いつでも気軽に Linux 環境を消せるよう、rEFind 等は利用してません。

(3) リサイクルに出す

お役御免です。
廃棄というかリサイクルに出す場合は macOS に戻して初期化します。


今のところは現状維持で

オブソリート製品になるまでは macOS でも良いけど、既に買い換えるべき段階です。

使用を続けるとして、私の用途では macOS に拘る必要が無くなってます。
セキュリティ面を考慮すると Linux 化が本線でしょう。

いずれにしても、バッテリー以外が故障したらそれまでです。

macOS Ventura のリリースまでは、当面 macOSLinuxデュアルブートです。
他の Linux distro も試しつつ、Ubuntu 22.04 ベースの KDE neon 待ちになりそうです。