刹那(せつな)の瞬き

Willkömmen! Ich heiße Setsuna. Haben Sie etwas Zeit für mich?

KDE Plasma 5で日本語キーボードからドイツ語の文字やユーロ通貨記号を入力する

KDE Plasma 5 で日本語キーボードからドイツ語のウムラウトエスツェットを入力したい場合、Compose Key を設定するとキーストロークの組み合わせで特殊文字を入力できます。

後述する内容は KDE neon 5.20 と Kubuntu 20.10 で確認しました。

1. Compose Key を設定する

Comopse Key は初期状態では無効になっているので、まずは有効にします。

KDE システム設定を起動 ->「入力デバイス」->「キーボード」->「詳細」タブを選択し、「キーボードオプションを設定」をチェックします。

f:id:infinity_volts:20210120155454p:plain

ツリー表示の「Position of Compose Key」を展開 ->「Right Alt」にチェックをつけて ->「適用」ボタンをクリックすると、右AltキーがComposeキーになります。

設定はすぐに反映されるので、再ログイン等は不要です。

2. 特殊文字の入力

特殊文字は2段階入力になります。

例えば ä を入力するなら、最初にComposeShift"(フルキーの2)を同時に押して、一旦離してからAキーを押すと ä になります。

入力するキーの組み合わせ
文字 キーストローク1 キーストローク2
ä Compose+Shift+" A
Ä Compose+Shift+" Shift+A
ö Compose+Shift+" O
Ö Compose+Shift+" Shift+O
ü Compose+Shift+" U
Ü Compose+Shift+" Shift+U
ß Compose+S Compose+S
Compose+Shift+S Compose+Shift+S
Compose+Shift+= EまたはC

エスツェットの入力は少し違ってて、ComposeキーやShiftキーは押下したままでSを 2 度打鍵します。大文字にも対応してて嬉しいです。

3. おまけ

詳細はこちらのサイトが参考になります。

ついでに Unicode のコードポイントも貼っておきます。

コードポイント
文字 Unicode 文字 Unicode 文字 Unicode
ä U+00E4 ö U+00F6 ü U+00FC
Ä U+00C4 Ö U+00D6 Ü U+00DC
ß U+00DF U+1E9E U+20AC

 

なぜ必要だったのか

年に数回程度ですが、ネット検索でドイツ語の単語を入力する事があります。

ウムラウトエスツェットを含む単語は、特殊文字を使わなくても組み合わせで代用できるのは承知してるのですが、若干検索結果が変化します。

例えば Google 検索でオオカミを検索する場合、wölfe で約 24,400,000 件、woelfe で約 7,180,000 件と、結果と件数が随分違ってます。
なので、検索するキーワードは単語をそのまま入力したいのです。

ぼやき、というか困ってる事

Mac なら特に設定変更しなくてもoptionキーとの組み合わせで Umlaut や Eszett を扱えるので、今でもドイツ語を扱うなら基本的に Mac を使ってます。

しかし、Mac を立ち上げてない場合は別の PC で検索するのですが、これが Ubuntu だと入力できなくて困ってます。

Ubuntu 18.04 以降、GNOME Tweaks で Compose Key の設定をしたつもりでも有効にならず、2段階入力が失敗します。
Compose Key の設定値はgsettings get org.gnome.desktop.input-sources xkb-optionsで確認すると反映されているのですが、期待通りに動作しません。
/etc/dconf/ あたりの情報を漁っても解決できてません。

幸い Unicode のコードポイントを入力する方法なら可能ですが、ちょっと不便です。
いちいちコードを調べるならコード表から文字をコピペした方が楽ですし。

Ubuntu 20.10 になった現在でも正しい設定方法は不明です。
Ubuntu というか GNOME 利用者はどうしてるんだろう。

一方で、KDE neon / Kubuntu なら設定は必要だけど、割とすんなり扱えたので、とりあえずは満足しました。やっぱり KDE Plasma 5 は快適ですわ。