Mac用に4K解像度のBenQ EW2880Uを購入しました
M1 Mac mini を購入してから 1 年経ちました。
今まで WQHD (2560x1440) な BenQ PD2700Q を接続していたのですが、そろそろ Windows/Linux 環境に戻す必要があり、新しくモニターを購入する事にしました。
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購入したのは 4K 解像度 (UHD: 3840x2160) の BenQ EW2880U です。
一方、M1 Mac mini は HDMI2.0 や USB-C 経由での DisplayPort 出力に対応してます。
幸い BenQ EW2880U には、これらのケーブルが添付されてます。
長さに問題がなければ、添付されているケーブルで接続すれば問題ないはずです。
そして私の場合ですが、Thunderbolt 2 拡張ドック CalDigit TS2-JP-60 経由で周辺機器を利用しているため、少々事情が異なります。
CalDigit TS2-JP-60 は古い機器だけど、DispalyPort 1.2 で 3840x2160@60Hz の出力に対応しているので、この接続を試してみます。
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接続を順に書き出すとこんな感じ。
- M1 Mac mini の Thunderbolt ポート →
- Thunderbolt 3 (USB-C) / Thunderbolt 2 変換アダプタ →
- Thunderbolt 2 ケーブル →
- Thunderbolt 2 拡張ドック CalDigit TS2-JP-60 →
- Mini DisplayPort / DisplayPort 変換ケーブル →
- BenQ EW2880U の DisplayPort
DisplayPort 1.2 ですが、特に問題なく 3840x2160@60Hz で表示されてます。
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macOS では UHD モニターを接続すると、擬似解像度が 1920x1080 になります。
Retina ディスプレイと同様に HiDPI な設定が有効になるので、デフォルトから擬似解像度を変更することも可能です。
私は WQHD くらいの解像度が欲しいので、「設定」-「ディスプレイ」-「サイズ調整」で、擬似解像度: 2560x1440 を選択してます。
購入後の感想
あ く ま で 私の感想です。
使用歴約 2ヶ月ですが、良かった点は
- ノングレアな IPS パネルでの UHD は美しい。
- PD2700Q よりスピーカーの音質が良い。
- DisplayPort 1.4 入力端子がある。※ DP 1.2 でも 3840x2160@60Hz 可
- リモコンが地味に便利。
- 標準/最大 消費電力は 35/130W と UHD では健闘。※なお PD2700Q は 28/58W
- 価格が安いのに費用対効果は高い。
一方で、悪かった点・惜しい点は
- モニタースタンドの足が V 字型で、PD2700Q より場所をとる。
- モニタースタンドの形状差で PD2700Q より 5cm くらい手前にきて困る。
- どのモードも仕事で使う私には明るすぎる。
- なので、輝度を絞ったパターンを複数保持したいが、そんな機能はない。
- USB 電力供給は 60W。PD2705U や Dell S2722QC は 65W だけど十分?
私の利用方法は一般的でないかもですが、BenQ EW2880U には概ね満足してます。
雑記
M1 Mac mini 用に 4K 解像度の BenQ EW2880U を購入した私ですが、以前にこんな記事を書きました。
やはりモニターとの距離感は大切でした。
EW2880U を机に置くと、距離が近くなりすぎて、どうしても目が疲れてしまいます。
机から落ちないようにギリギリのところに配置しても、画像が微細なところまで表現されてると見入ってしまい、いつの間にか顔を近づけてしまってます。
私は追加でモニターアームが欲しくなりました。
なぜ WQHD にしなかったのか
PD2700Q を Mac mini に接続すると、非 HiDPI な普通のモニターとして認識されます。
文字の美しさは HiDPI に劣るものの、ドットの扱いが見たままです。
むしろそれが良いので、私の用途では WQHD モニターに不満はありません。
今までの流れで、同じ機種か後継機を購入しようと調べてみたところ、PD2700Q の価格が購入時よりも想像以上に割高になってました。
昨今の世界情勢や為替レートによる価格改定なので、これは仕方ない事です。
ただ、割高になると、その価格帯は 4K モニターに届きます。
改めて 4K モニターも検討してみたところ、こちらは逆に以前より安くなってました。
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PD2700Q を購入した頃は Windows/Linux 環境での利用が前提でした。
今でも Windows/Linux 環境での利用は WQHD モニターが最高だと思ってます。
Mac の場合、Retina が登場した頃から HiDPI モニターに対応してます。
既に MacBook Pro で Retina の諸々を体験してるので、導入に抵抗感はありません。
CPU/GPU 負荷が問題にならなければ、4K モニターで擬似解像度もアリです。
選択肢が増えたため、機種の選定に 3 ヶ月くらい悩みました。
そして、決めたのが BenQ EW2880U です。
PD2705U / PD2705Q と最後まで迷いましたが、価格差がありすぎました。
初 UHD だけど失敗してもいいや、と思いつつ購入しました。後悔はしてません。
おまけ: 購入前に参考にした記事
BenQ EW2880U の購入前に参考にした当時のレビューはこちらです。
- BenQ EW2880U レビュー MacBook外部ディスプレイとして遜色なし! テレワークにも最適28インチ 4K UHD HDRi搭載エンターテイメントモニター | 思い立ったら弄る!
- 「BenQ EW2880U」をレビュー。5万円で買えるPS5用4Kモニタ! : 自作とゲームと趣味の日々
どちらも深掘りされている記事なので、とても参考になりました。
今はネット上の記事も増えてるので、ピンポイントで自分の用途に合った情報やレビューが見つかるかもしれません。
※追記: 2023-12-14 結局、モニターアームを購入しました
BenQ EW2880U そのものには不満はなかったのですが、諸事情により机の作業スペースが欲しくなり、エルゴトロンの LX モニターアームを購入しました。
付属のスタンドよりも柔軟に調整可能なので、快適に良く作業できてます。
もっとも、私の用途では固定位置からほぼ動かさないので、PD2700Q のようなモニタースタンドであれば角度も位置も問題なく、作業スペースも確保できます。
掛かった費用を合計すると、PD2705U を購入する方が私向きだったみたいです。