MacBook Pro (Mid 2014) の内蔵 SSD を JetDrive 825 に換装してから、ずっとクラムシェルモードで利用してます。
元々は JetDrive の発熱と排熱が心配で始めたのですが、とても快適です。
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実は SSD 換装前から排熱ファンの騒音に悩まされてました。
Firefox や Chrome でネットを彷徨ってるだけで、徐々にファンの音がうるさくなり、あっというまにフル回転になってしまいます。
画像が多く、重たく感じる Web ページを表示して、上下スクロールしまくると、その症状は顕著です。
コンパイルや動画エンコード時のように、CPU 頼みの処理なら負荷がかかるので納得できるのですが...
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色々調査したところ、Retina での解像度の設定が影響してるみたいです。
作業スペースを確保するため、Retina の表示解像度をデフォルトから変更していますが、これが地味に本体の温度を上げてしまうようです。
本来、Retina は 4 ピクセルで 1 ピクセルを表現します。
擬似解像度を大きくして、文字を小さくすると、縮小による演算が発生します。
実際にアクティビティモニタを起動して「CPUの履歴」と「GPUの履歴」 を確認すると、Retina に表示している際はどちらもそこそこの負荷があります。
しかし、外部モニタにドットバイドットで表示すると、同様の作業をしてもCPU/GPU 負荷はほぼありません。
もっとも、第4世代のモバイル用 Core i7 での話なので、現行機の CPU/GPU でも同じ状態になるかは分かりません。
Retina は確かに美しいですが、標準のままだと画面上の作業スペースが狭く、文字が大きく表示されるため、私にとっては不便です。
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以下は現在の使用環境です。
- 本体: MacBook Pro Retina Mid 2014
- macOS: Mojave 10.14.6
- 利用形態: 常時クラムシェルモードにて使用。
- 周辺機器: Bluetooth 接続、または Thunderbolt2 経由で拡張ドックに接続
- キーボード: Apple Wireless Keyboard
- マウス: Apple Magic Trackpad
- 拡張ドック: CalDigit Thunderbolt Station 2 (TS2-JP-60)
- 外部モニタ: 拡張ドック経由で RDT235WX または BenQ PD2700Q
- ネットワーク: 本体 WiFi 無効化。拡張ドックから有線 LAN 接続
- 配置: 排熱・放熱を考慮して、ファンなし縦置きスタンドに配置。
クラムシェルにしてるので、Retina ディスプレイの美しい画面は封印中です。
持ち出す機会もなくなったので、Mac mini か iMac にした方が良さそうな構成です。
Retina の美しさを取るか、作業スペースを取るか。
悩みましたが、作業スペースを優先することに決め、現在の構成に落ち着きました。
外部モニタにしてからは、ファンの回転音に悩まされる事は皆無です。
WQHD (miniDP接続) / FullHD (HDMI接続)どちらでも問題ないです。
ファンの騒音は、精神衛生上、非常によろしくないので、Retina を諦めて正解でした。
Thunderbolt2 接続がホットプラグに対応しているおかげで、Thunderbolt2 ケーブル1本と電源ケーブルを抜けば、直ぐに持ち出せます。
利便性も確保しつつ、快適な環境に落ち着いたと思ってます。