KDE neon をインストールした際、パーティションを手動で作成しました。
OS インストール後は普通に使用してたのですが、Dolphin を起動するとデバイス欄に覚えのないパーティションが表示されました。
確認したところ、それは EFI パーティションだったのですが、通常の FAT32 パーティションとして扱われてました。
を設定したつもりですが、boot フラグが反映されなかったみたいです。
OS をインストールしたデバイスが/dev/sdb
なので、sudo sfdisk -l /dev/sdb
で確認しても、"EFI システム" とは表示されません。
仕方ないので、parted で確認しながら修正してみました。
$ sudo parted /dev/sdb
GNU Parted 3.3
/dev/sdb を使用
GNU Parted へようこそ! コマンド一覧を見るには 'help' と入力してください。
(parted) print
モデル: ATA WDC WDS500G2B0A (scsi)
ディスク /dev/sdb: 500GB
セクタサイズ (論理/物理): 512B/512B
パーティションテーブル: gpt
ディスクフラグ:
番号 開始 終了 サイズ ファイルシステム 名前 フラグ
1 1049kB 538MB 537MB fat32 msftdata
2 538MB 483GB 482GB ext4
3 483GB 500GB 17.2GB linux-swap(v1) swap
(parted)
print コマンドで確認すると、パーティション 1 のフラグが boot, esp になってません。
そしてパーティションラベルも空欄のままです。
ここは Ubuntu に合わせておきたいところです。
引き続き、parted の set コマンドと name コマンドを実行します。
(parted) set 1 boot on
(parted) name 1 "EFI System Partition"
(parted) print
モデル: ATA WDC WDS500G2B0A (scsi)
ディスク /dev/sdb: 500GB
セクタサイズ (論理/物理): 512B/512B
パーティションテーブル: gpt
ディスクフラグ:
番号 開始 終了 サイズ ファイルシステム 名前 フラグ
1 1049kB 538MB 537MB fat32 EFI System Partition boot, esp
2 538MB 483GB 482GB ext4
3 483GB 500GB 17.2GB linux-swap(v1) swap
(parted) quit
通知: 必要であれば /etc/fstab を更新するのを忘れないようにしてください。
$
設定値が反映されているか sfdisk で確認すると、
$ sudo sfdisk -l /dev/sdb
ディスク /dev/sdb: 465.78 GiB, 500107862016 バイト, 976773168 セクタ
Disk model: WDC WDS500G2B0A
単位: セクタ (1 * 512 = 512 バイト)
セクタサイズ (論理 / 物理): 512 バイト / 512 バイト
I/O サイズ (最小 / 推奨): 512 バイト / 512 バイト
ディスクラベルのタイプ: gpt
ディスク識別子: 2066E652-4BDC-C345-9EEB-489713F920D5
デバイス 開始位置 最後から セクタ サイズ タイプ
/dev/sdb1 2048 1050623 1048576 512M EFI システム
/dev/sdb2 1050624 943130623 942080000 449.2G Linux ファイルシステム
/dev/sdb3 943130624 976768031 33637408 16G Linux スワップ
どうやら期待通りに設定できたようです。
Dolphin を再起動したところ、デバイス欄に表示されなくなりました。
....
Calamares Installer になってからも、以前 KDE neon をインストールした際は、普通に EFI パーティションを作成できてたはずなのに、何が問題だったんだろう。
前述の設定手順。
もしかして、設定順が影響してるのかな?だとすると、
ここに書いてあるように、フォーマットする前に boot フラグを指定する必要があるなら、私が指定した順番が誤ってたのかも。
またインストールする機会があれば注意してみよう。