新しいPCにWin10をインストールした後、各種ドライバや開発環境を整えてOctober 2018 Updateを待ってました。
しかし、残念ながらファイル消失問題が発覚し、正式リリースは延期に。
それならと、Win10の整備は後にして、先にLinux系を整える事にしました。
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現在使用してるLinux系OSはUbuntu18.04.1 LTSとLinux Mint 18.3 Cinnamonの2つ。
linux kernelはどちらも4.15.0-36-genericで、今回のパーツ刷新で影響しそうな変更点は、次の4つでしょうか。
- BIOS: レガシーBIOS → UEFI
- Chipset: AMD870/SB850 → AMD B450
- CPU: Phenom II X3 720BE → Ryzen5 2600X
- GPU: RADEON HD4670 → GeForce GTX1050Ti
古いPCで使用していたHDDを新しいPCに接続して起動してみましたが、無事にデスクトップ画面まで表示できました。
UEFIのブートセレクターで複数のHDDから選択しても、GRUB経由で起動し、/etc/sdaで認識されていました。
グラフィックドライバは既定なので正しく?動作していますが、proprietaryドライバにしてたら、さすがにドライバの変更は必要でしょうね。
古いRADEONなのが幸いしたかな。
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さて、Ubuntuの方はこれで良いとして、Mintは19へのアップグレードが残ってます。
過去に二度、Mintのアップグレードを試みてますが、実は一度も成功してません。
個人的にかなりの鬼門なのですが、三度目の正直にしたいところ。
色々と調査して万全な状態でアップグレードに望みました。
How to upgrade to Linux Mint 19 - Linux Mint Community
しかし結果は、敢えなく撃沈。
mintupgrade checkで問題なかったのに、mintupgrade upgradeで失敗するとは...
失意のまま、再起動をクリック...の直前でふと思いました。
最後の最後?で失敗したので、「このまま再起動してしまうと、絶対に起動しない」のでは?
さすがに起動しないのは困るので、事前にTimeShiftで作成したsnapshotを戻してみました。
ルートパーティションを選択後、一気に処理が始まり、あれよあれよと言う間にファイル展開が進行します。画面を凝視してたら、/bootとか/dev/sdbとか、いやーな感じのログが流れていきますが、後には引けません。
ひたすらログを見ながら、冷や汗をかきつつの終了待ち。
処理が終わったところで、すかさず再起動を選択。
無事にMint18.3が起動しました。
なお、/dev/sdbはWindows10のドライブなのですが、こちらには影響なく、無事で良かったです。
それにしても、アップグレードガイドの記載どおり、TimeShiftでsnapshotを取ってて助かりました。さすがに三度目もアップグレードに失敗するとは思ってませんでしたが、鬼門なのは変わらずでした。
ちなみに、アップグレードガイドには、
If your version of Linux Mint is still supported, and you are happy with your current system, then you don't need to upgrade.
とありますので、Mint18.3はそのままに、Mint19は別のHDDで試してみます。
アップグレード作業が目的ではないので、今回も素直にクリーンインストールします。
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今回初めてTimeShiftを使用したのですが、これすごく良いですね。
本来の使い方と異なりますが、「元に戻せる」のを前提にして、少しは依存関係が乱れるのを気にせずにapt installできるかなと。
macOSのTimeMachineもそうですが、他OSには素晴らしいバックアップの仕組みが色々あるのに、どうしてWindows10のバックアップはアレなんだろう。