刹那(せつな)の瞬き

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Windows11 22H2にアップデートしたらiqvw64e.sysとene.sysが読み込めなかったので対処してみた

Windows10 から Windows11 にアップグレード後、しばらく放置してた PC 環境を Windows Update により最新状態 (21H2) にしたのが前回の話です。

ここで読み込めなかったドライバは GIGABYTE 提供のユーティリティ・ドライバ類の更新により解消することができました。

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そして、記事を書いた数日後。私の PC 環境にも 22H2 提供開始の通知がありました。

Windows11 へのアップグレード提供が開始された頃、AMD チップへの提供はしばらく待ち状態だったので、数日遅れでの提供は嬉しい誤算です。

不要なアプリケーションを削除・退避して、ほぼクリーンな状態。
早速、22H2 のアップデートを適用してみました。

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Windows11 22H2 へのアップデート自体はあっさりと完了です。
しかし、メモリ整合性をオンにしている関係でドライバ類に影響がありました。

1. iqvw64e.sys が読み込めない

PC 再起動後、デスクトップ画面に進むと IntelNIC / Wireless 関連のドライバ (iqvw64e.sys) で読み込みエラーが表示されました。

私はネットワーク関連のドライバを更新してなかったので、これは想定内です。

GIGABYTE B450 AORUS PRO WIFIIntel 製チップを採用しているので、今回は GIGABYTE ではなく Intel 公式サイトからダウンロードして適用します。

これらを適用し、再起動したところ、iqvw64e.sys の警告は出なくなりました。

2. ene.sys が読み込めない

次に問題になったのは ene.sys です。

このファイルはC:¥Windows¥System32¥Driversに存在するのですが、初見では何をしているのか見当がつきませんでした。

調べたところ、このファイルというかドライバをインストールしているは RGB Fusion です。しかし、RGB Fusion をアンインストールしてもドライバが残ったままになり解決しません。

これは、最新版の RGB Fusion B22.0914.1 をインストール・アンインストールしても結果は同じです。

とりあえず、このファイルを移動なりリネームすれば上記の警告は消えます。
それでは根本的な解決にならないので、もう少し調べてみました。

(1) サービスの確認

常駐しているサービスを確認するため、次の操作をしました。

  • 「タスク マネージャー」を起動してサービスに登録されているタスクを確認。
  • msconfig を起動して「サービス」タブに存在するサービスを確認。

ここでは該当するものはありませんでした。

(2) イベント ログの確認

Windows 起動時に警告ダイアログが表示される場合、イベントログに記録が残っているはずなので、それを調べてみました。

「イベント ビュアー」を起動して Windows ログの「システム」に ene で検索すると、このようなログが見つかりました。

どうやら EneTechIo として登録されているようです。

(3) レジストリ操作 ※自己責任でお願いします

レジストリ エディター」を起動して EneTechIo を探すと、確かに存在しています。

これならパラメータの変更だけで、起動時の読み込みを停止できそうです。
私は Start の値を 1 → 3 に変更しました。※ 3 は SERVICE_DEMAND_START

この状態で PC を再起動したところ、ene.sys の警告は出なくなりました。

あとがき

前述の対処にかかわらず、なぜか RGB Fusion は普通に利用できてます。

邪魔くさい警告は無視するのが一番ですが、毎回表示されるのは不愉快です。
今のところ、ユーティリティの対応を待つしかないです。

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ネットで同様の記事を見つけたのですが、それは MSIマザーボードMystic Light での話でした。
そちらは最新バージョンをインストールすれば解消したようです。

また、EneTechIo 関連の最新ドライバや削除ツールを入手すれば解消するみたいなのですが、私には必要ないものなので、そこまでしたくありません。

自分でインストールしたものは自分で片付けて欲しいところです。