刹那(せつな)の瞬き

Willkömmen! Ich heiße Setsuna. Haben Sie etwas Zeit für mich?

今年はMacBook Pro Mid 2014で夏を乗り切れなかった

前回の記事で現状維持とした MacBook Pro Mid 2014 ですが、

このデュアル OS 構成で諸々の作業を行ってました。

しばらくは順調だったのですが、季節が進み、徐々に気温が高くなると、少しの負荷で排熱ファンが爆音状態になります。

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macOS では、普段は Intel® Power Gadget で CPU 温度を確認しつつ作業してたのですが、コンパイル頻度が多くなるとなかなか冷めません。エミュなんてもっての外です。

先日、macOS Big Sur 11.6.8 がリリースされた際は、OS アップデート中に排熱ファンが全開になり、慌ててエアコンと扇風機を付けて対処した程です。

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Linux というか Ubuntu Studio 22.04 では Intel Power Gadget が利用できず、xsensors で代替してました。

macOS と同様の作業であれば、Linux の方が温度上昇は緩やかです。
しかし、最終的に排熱ファンが全開になるのは同じです。

また、クロック数やコア温度を監視してて気づいたのですが、Linux の方が Turbo Boost が効きやすいのか、突発的に排熱ファンが回転する事がありました。

とりあえずsudo apt install cpufrequtilsしてから、cpufreq-infoコマンドでコアの状態を確認し、cpufreq-setコマンドで全コアの governer を powersave にしたところ、性能と引き換えに、多少は温度上昇を抑える効果はありました。

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そして、地味に困ったのが CPU に内蔵されている GPU の扱いです。

macOS では Retina に表示するよりも、クラムシェルにして WQHD / FullHD 程度の外付けモニタに表示する方が負荷が少ないのは過去記事にも書いてます。

Linux の場合、(現段階で最も) HiDPI 表示に適してる KDE Plasma 5 のデスクトップ環境でも同様の結果になります。

既にクラムシェルでの運用は考えられないので、なんとか Retina で表示したいところ。

しかし、CPU のパフォーマンスを落としてコア温度を低く保とうとしても、内蔵 GPU の温度がじわじわ上昇していくので、結果として排熱ファンの回転数も上昇します。

どうにか GPU 部分の発熱を抑える方法はないかと探してみましたが、私が期待するような情報は発見できませんでした。

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真夏の常温で、排熱ファンが全開にならないように、工夫して過ごす。
試行錯誤するのは楽しいのですが、そろそろ時間が惜しくなりました。

既に M1 Mac mini への移行は完了してるので、思い残す事はありません。
色々と踏ん切りがついたので、リサイクルに出す事にします。

なお、本体と周辺機器の購入費用を月割で計算すると、月々約3,500円くらいでした。
私が得た成果を鑑みると、費用対効果は抜群
です。
PowerBook G4 での後悔が、より有効に利用できた一因かもしれません。