Linux Mint 19.1にもSDL2をソースから導入してみた

前の記事では PPSSPP でゲームパッドを正しく認識させたくて、Ubuntu 19.04 にSDL環境を導入してみたのですが、検証中にメモしてた内容が色々混ざってしまってたようです。

改めて Ubuntu 18.04 ベースな Linux Mint 19.1 "Tessa" Cinnanon で検証したら、SDLの導入部分に明らかな誤記が見つかりました。
今回検証した環境は Ubuntu 19.04 ではないので、前の記事は修正せず、別記事としました。多分、Ubuntu 19.04 でも同様かと思います。

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素でインストールしたLinux Mint 19.1をアップデートして、必要なドライバ類（特にnvidia-driver-390とか）を適用した状態からの操作です。

1. コンパイル環境の補充

$ sudo apt install build-essential

2. OpenGL Mathematics のインストール

$ sudo apt install libglm-dev

3. OpenGL Extrension Wrangler のインストール

#多量のパッケージがインストールされる

$ sudo apt install libglew-dev

次にSDL2のライブラリ等をインストールしますが、SDLのソースを直接ダウンロードするか、Mercurial を利用するかで若干操作が異なります。
※ライブラリ環境を変更したら make clean を忘れずに

▪️最新版(2019.6.8時点では SDL2-2.0.9 )を確認して直接ダウンロードする

$ cd ~
$ mkdir work
$ cd work
$ wget https://www.libsdl.org/release/SDL2-2.0.9.tar.gz
$ tar -xzvf SDL2-2.0.9.tar.gz
$ cd SDL2-2.0.9/
$ mkdir build
$ cd build
$ ../configure
$ make
$ sudo make install

または、

▪️Mercurial の clone コマンドで最新版を取得する

$ cd ~
$ mkdir work
$ cd work
$ # Mercurial がなければ
$ sudo apt install mercurial
$ # Mercurial があればここから
$ hg clone https://hg.libsdl.org/SDL SDL
$ cd SDL
$ mkdir build
$ cd build
$ ../configure
$ make
$ sudo make install

の、どちらかになります。

前回の記事同様にコントローラを確認するには、各々展開した環境の test ディレクトリで操作します。

（各々の続きから）

$ cd ..
$ cd test
$ ./configure
$ make controllermap
$ ./controllermap

ゲームパッドを接続して
$ ./controllermap 0

ちなみに、SDLな環境が欲しいだけなら、これらの手順をすっ飛ばして、

$ sudo apt install libglm-dev
$ sudo apt install libglew-dev
$ sudo apt install libsdl2-dev

だけで良いみたいです。