刹那(せつな)の瞬き

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Ubuntu18.04にSQLServer2019をインストールする

SQL Server 2019 on Linux の提供が始まってしばらく経ちました。
ようやくやる気になったので、まずは Ubuntu Desktop にインストールしてみます。

1. 環境

OS: Ubuntu Desktop 18.04.4 日本語Remix (Linux Kernel 5.3.0-28-generic)

今回は SQLServer 専用にするつもりで、インストールするパッケージを絞ってます。

後の検証用に VirtualBox6.0 といくつかインストールしましたが、ほぼ OS インストール直後に近い状態です。

2. Ubuntu の事前確認

依存関係で悩みたくなかったので、最新の状態にしました。

$ sudo update
$ sudo upgrade
$ sudo autoremove

とか、お好みで。

3. SQL Server 2019 のインストール

公式サイトの手順のままです。

(1) パブリック リポジトリの GPG キーをインポート
$ wget -qO- https://packages.microsoft.com/keys/microsoft.asc | sudo apt-key add -

wget -qO-curlにしても同様の結果が得られます。

(2) SQL Server 2019 用の Microsoft SQL Server Ubuntu リポジトリを登録
$ sudo add-apt-repository "$(wget -qO- https://packages.microsoft.com/config/ubuntu/16.04/mssql-server-2019.list)"

16.0418.04に書き換えて試したら、パッケージを見つけられませんでした。
なので、16.04のままで実行します。 

(3) SQL Server 2019 のインストール
$ sudo apt update
$ sudo apt install mssql-server
パッケージリストを読み込んでいます... 完了
依存関係ツリーを作成しています
状態情報を読み取っています... 完了
以下の追加パッケージがインストールされます:
gawk libc++1 libc++abi1 libpython-stdlib libsasl2-modules-gssapi-mit
libsigsegv2 libsss-nss-idmap0 python python-minimal python2.7
python2.7-minimal
提案パッケージ:
gawk-doc clang python-doc python-tk python2.7-doc binfmt-support
以下のパッケージが新たにインストールされます:
gawk libc++1 libc++abi1 libpython-stdlib libsasl2-modules-gssapi-mit
libsigsegv2 libsss-nss-idmap0 mssql-server python python-minimal python2.7
python2.7-minimal
アップグレード: 0 個、新規インストール: 12 個、削除: 0 個、保留: 0 個。
225 MB のアーカイブを取得する必要があります。
この操作後に追加で 1,084 MB のディスク容量が消費されます。
続行しますか? [Y/n] y

〜(ざっくり省略)〜

python (2.7.15~rc1-1) を設定しています ...
libc++1:amd64 (6.0-2) を設定しています ...
mssql-server (15.0.4003.23-3) を設定しています ...

+--------------------------------------------------------------+
'sudo /opt/mssql/bin/mssql-conf setup' を実行し、
Microsoft SQL Server のセットアップを完了してください
+--------------------------------------------------------------+
gnome-menus (3.13.3-11ubuntu1.1) のトリガを処理しています ...
mime-support (3.60ubuntu1) のトリガを処理しています ...
desktop-file-utils (0.23-1ubuntu3.18.04.2) のトリガを処理しています ...
libc-bin (2.27-3ubuntu1) のトリガを処理しています ...
man-db (2.8.3-2ubuntu0.1) のトリガを処理しています ...

私の環境ではこのような結果になりました。

(4) SA パスワードとエディションの選択
$ sudo /opt/mssql/bin/mssql-conf setup
usermod: 変更はありません
SQL Server のエディションを選択します:
  1) Evaluation (無料、製品使用権なし、期限 180 日間)
  2) Developer (無料、製品使用権なし)
  3) Express (無料)
  4) Web (有料)
  5) Standard (有料)
  6) Enterprise (有料) - CPU コアの使用率は、20 個の物理コア、またはハイパースレッドが有効にされた 40 個に制限されています
  7) Enterprise Core (有料) - CPU コアの使用率は、オペレーティング システムの最大までです
  8) 小売販売チャネルを介してライセンスを購入し、入力するプロダクト キーを持っています。

エディションの詳細については、以下を参照してください
https://go.microsoft.com/fwlink/?LinkId=2109348&clcid=0x411

このソフトウェアの有料エディションを使用するには、個別のライセンスを以下から取得する必要があります
Microsoft ボリューム ライセンス プログラム。
有料エディションを選択することは、
このソフトウェアをインストールおよび実行するための適切な数のライセンスがあることを確認していることになります。
エディションを入力してください(1-8): 3
この製品のライセンス条項は
/usr/share/doc/mssql-server で参照できるほか、次の場所からダウンロードすることもできます:
https://go.microsoft.com/fwlink/?LinkId=2104294&clcid=0x411

プライバシーに関する声明は、次の場所から確認できます:
https://go.microsoft.com/fwlink/?LinkId=853010&clcid=0x411

ライセンス条項に同意しますか? [Yes/No]:y


SQL Server の言語の選択:
(1) English
(2) Deutsch
(3) Español
(4) Français
(5) Italiano
(6) 日本語
(7) 한국어
(8) Português
(9) Русский
(10) 中文 – 简体
(11) 中文 (繁体)
オプション 1-11 を入力: 6
SQL Server システム管理者パスワードを入力してください: 
SQL Server システム管理者パスワードを確認入力してください: 
SQL Server を構成しています...

ライセンス PID は正常に処理されました。新しいエディションは [Express Edition] です。
ForceFlush is enabled for this instance. 
ForceFlush feature is enabled for log durability.
Created symlink /etc/systemd/system/multi-user.target.wants/mssql-server.service → /lib/systemd/system/mssql-server.service.
セットアップは正常に完了しました。SQL Server を起動しています。

私は3) Expressを選択して、ライセンス条項に同意して、(6)日本語を選択しました。最後に sa のパスワードを設定します。

(5) サービスの確認
$ systemctl status mssql-server --no-pager
● mssql-server.service - Microsoft SQL Server Database Engine
   Loaded: loaded (/lib/systemd/system/mssql-server.service; enabled; vendor preset: enabled)
   Active: active (running) since Wed 2020-01-29 11:14:00 JST; 1min 58s ago
     Docs: https://docs.microsoft.com/en-us/sql/linux
 Main PID: 6756 (sqlservr)
    Tasks: 162
   CGroup: /system.slice/mssql-server.service
           ├─6756 /opt/mssql/bin/sqlservr
           └─6784 /opt/mssql/bin/sqlservr

という感じで、SQL Server 2019 は無事に動作しているようです。

続きは次の記事で。