ELPIDAの次はSANSUIか
ELPIDAが民事再生法の適用を申請して2/28に上場廃止。
僕はELPIDAチップを使ったメモリ・モジュールの信頼性が高いと思います。
割と優先的に使用してたので、このニュースはショックでした。
そしたら、昨日(4/2)は「SANSUI」ブランドの山水電気が倒産との事。
これもショックです。某社の賃金カット話なんてメじゃありません。
中学〜高校生の頃は高級オーディオ機器のファンでした。
勿論、「SANSUI」ブランドの機器は覚えてます。
ただ、僕は別のメーカー(LUXMAN/ALPINE, YAMAHA, TEAC等)の方が好きでした。
何故ショックかと言えば、商談で訪問した事があるからです。
12〜13年前、まだWindowsの業務ソフトウェアが少なかった頃の話です。
ダウンサイジングの流れで、PCサーバのデータベースもRDBMSが主流。
その当時、PCサーバのメモリ容量が64MBとか128MBの時代です。
仮想記憶を使おうにも、HDD容量は30GBなので、RAID化は必至。
パラメータをいじって、カリカリにチューニングしないと使い物になりません。
僕らはこの流れを嫌い、頑にレコードマネージャ(Btrieve)を採用してました。
同じハード構成なら性能面・価格面でかなり有利だったのです。
そんな時代にフッと湧いた商談。
ある日、山水電気を名乗る方から電話がありました。
「おたくのシステムに興味があるので、是非来てください」
え、イタ電?と思いつつも、もしかして、アンプで有名なSANSUIさんですか?と返すと、
「ええ、そのSANSUIです。」 わっ、すげぇ。本物だ!
その後、営業部長と二人で事務所にお邪魔してきました。
デモは概ね好評で、軽快に動作する様を気に入られた様子でした。
RDB偏重に異を唱えられていたのですが、結果は残念ながら他社という事に。
それにしても、なんでウチの会社だったんだろう。知名度まったくないのに。
どうやって地方都市(ど田舎)のシステム屋を知り得たのかは、謎のままです。
そんな訳で、とても印象に残った出来事でした。
今後、良い方向に進む事を祈ってます。