刹那(せつな)の瞬き

Willkömmen! Ich heiße Setsuna. Haben Sie etwas Zeit für mich?

7/30の堤防決壊

「マジですか!」

五十嵐川の堤防が決壊しただと!
昨晩から雨はほとんど降ってないのに。

....

7/30は同僚からの電話で目覚めました。
時刻は6:30。信濃川が氾濫しそうで、消防団は警備のため待機との事。
がんばってくれ。「そういえば、そっちもヤバイんでしょ?」
え?何が?

この段階でようやくテレビを付け、五十嵐川の上流で堤防決壊のニュースを確認。
うわ。下田の辺りは大変な事になってるな。

7:30頃、別の同僚からも連絡が入る。
「実家の脇の土手から水が漏れはじめました。避難指示が出たので荷物片付けを手伝いに行きます。」
そうか、昨日帰れなかった地域は、今日も危険なのか。がんばってくれ。

僕の判断で会社を休みにはできないので、まずは会社へ出勤。
小雨が降る程度なので、通勤路は大丈夫だろう。

....

会社には既に何人か出社してました。
家族を避難させてから来たとか、一時間早く家を出たとか。

そして、みんなの心配は雨より河川の増水。
主要な橋のほとんどが通行止めになっていきます。

五十嵐川は上流の堤防決壊後も危険水位のまま。
信濃川も魚沼の土砂を含む濁った水流が危険水位付近に到達したまま。

どちらも予断を許さない状況です。
時折、雨が激しくなり、不安が募ります。

....

9:00頃、ようやく五十嵐川の水位が安定し始めます。
定時観測カメラの画像も、溢れんばかりの水位から、対岸のブロックが見えるくらいになってます。

これでしばらくは大丈夫。
しかし、今度は断水注意のアナウンスが鳴り響きます。

五十嵐川上流には浄水所の施設がありますが、水が濁りすぎて処理能力が追いつかないとの事。
そのため、一部の地域は完全に断水。
他の地域でも水道から水が出にくくなってます。

そして、さらに別のアナウンスでは信濃川が危険水位を超えたので注意との事。

うわ。ダブルで来たよ。
洪水の危険と生活用水が断たれる危険。
キツイわ。

....

14:00頃、雲が去り始め、晴れ間が見えます。
信濃川の水位も下がり、交通網もすべて通常に戻りました。
生活用水は未だ安定しないけど、危険な状態ではありません。

ちなみに、ネット上のニュースは「危険な状態」として記載されたまま。
心配してくれた人々のためにも、今こそツイート!
と、思いましたが、就業時間なので我慢我慢。

定時後、無問題な事を返信・連絡。
被害のあった方には申し訳ないが、今回は何事もなくて本当に良かった。