そろそろmacOS Catalinaのリリースが近づいてきました。
CatalinaではiTunes廃止、32bitアプリ廃止、少なくない開発環境の変化等、もう新しいMac買ったら良いんじゃね?ってくらいOSとしては別物になると感じてます。
今のところ、Macの内蔵SSDはOffice2011とPixelCatが快適に使えるSierraで止めてますが、開発面ではもう限界です。
幸いMacBook Pro Retina Mid 2014は内蔵SSDが換装可能な機種なので、対応SSDを購入してMojaveをインストールすることにしました。
※参考にした記事
- MacBook Pro Retina 専用SSDアップグレードガイド : MACBOOK -強化ガイド-
- Transcend、macOS High Sierra以降を搭載したMacで利用可能なGen3 x4対応のNVMe PCIe SSD「JetDrive 850/855」を発表。 | AAPL Ch.
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選んだのは、Transcend JetDrive 825 という、Thunderbolt接続ケース付き、PCIe Gen3 x2 480GBのモデルです。
選んだポイントとしては、
- 換装したSSDをThunderbolt接続でそのまま使用できる。
- 古いMacなのでNVMeタイプにするメリットがあまりない。
- Samsungの高速モデルはTranscendより高額。
- MojaveならNVMe/PCIe変換アダプタ経由も可能だが、不穏な情報もある。
なので、割と消極的な方向での選択になりました。
本当は960GBが欲しかったのですが、残念ながら秋葉館の店舗には在庫なし。
まあ、480GBでも容量倍増だし、3万円なら妥当かなと。
それにしても、自作PC用ならNVMeな1TBが1〜2万円で購入できるのに、Macのアップグレードにはホントお金かかりますね。
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さて、実際の作業ですが、今回はCatalinaを踏まえクリーンインストールにしました。
なので、旧環境の移行は無視します。大まかには、
- TimeMachineで作業直前のバックアップを作成。
- Macを内蔵SSD(Sierra)から起動して、JetDriveをThunderbolt接続。
- JetDrive Toolboxをダウンロードしてファームウェアの確認と更新。
- ディスクユーティリティからJetDrive(exFAT)をMac OS拡張(ジャーナリング)でフォーマット。
- ダウンロードしたMojaveインストーラを起動して、JetDriveにインストール。
- [option]キーを押しながらMacを起動し、JetDriveを選択。Mojaveの動作を確認。
- シャットダウン後、Macを分解。SSD(Sierra)を摘出。
- JetDriveのSSD(Mojave)とSSD(Sierra)を交換し、SSD(Mojave)を取り付け、Macを組立。
- [option]キーを押しながらMacを起動し、内蔵SSD(Mojave)の起動を確認。
- 問題なければ再起動。
- [option]キーを押しながらMacを起動し、JetDrive(Sierra)の起動を確認。
後は32bitアプリを除外して、ちまちまOS環境を整えます。
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作業中に気になった点がいくつかあります。
まず、JetDrive 825の中身JetDrive 820というか「TS480GJDM820」がとにかく『熱い!』
インストール中のJetDriveに触れるとビックリします。
換装した後のMac筐体内の温度が心配になるくらい熱いです。
元々内蔵してたApple純正SSD(Sierra)をJetDriveに入れて常用してますが、こちらはほんのり温いくらいです。
JetDrive Toolboxで確認すると、今のところ問題はなさそうです。
SMART情報によるとTemperatureが47-59℃の範囲で収まってます。
室温28℃のクラムシェル状態なので、Mac自体はそこそこ温いです。
しかし、触って驚く熱さのSSDを内蔵してるのに、排熱ファンが静かなのが腑に落ちません。
なんか、逆に怖いです。
センサー異常とか、排熱ファンの不具合とか...
念の為、仕様を確認したら、Operating Temperatureの上限は60℃で辛うじてセーフ?
Storage Temperatureの上限は85℃だから、すぐに壊れないとは思うけど、やっぱり熱いのは心配です。
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次に、換装時の分解作業なのですが、JetDrive 825にはT5, P5ドライバーが添付されてるので、工具は揃ってます。
分解手順でお世話になるのは、いつものIFIXIT様です。助かります。
ちなみに先にTranscendのYouTube動画を観てしまうと、バッテリーケーブルと誤って、うっかり右側のZIFケーブルを外したくなりますが、絶対にダメです。
IFIXITの全体分解の方にも記載されてますが、専用工具なしで元に戻すのは不可能かと。無理矢理だとロジックボードかZIFソケットが破損しそうです。
やりかけた本人の談なので間違いないです。
もう少しで無理矢理抜いてしまうところでした。危なかった・・・
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後、嬉しい誤算がありました。
Thunderbolt接続のJetDriveに移したmacOS Sierraが換装前と変わりなく使用できている事です。
USB3.0接続のSSDでは、ここまで快適な環境は作れませんでした。
起動の遅さやOS使用中の違和感は全くありません。
Thunderbolt2ではなくThunderbolt1ですが、これなら常用しても大丈夫でしょう。
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macOS Catalinaリリース前のひと仕事。
現在のMojave/Sierra併用が、Catalina/Sierraになるのか、Catalina一本か。
Apple製品に対する興味が薄れてきてるので、これがきっかけになるといいな。