刹那(せつな)の瞬き

Willkömmen! Ich heiße Setsuna. Haben Sie etwas Zeit für mich?

MLのMacportsで悲喜交々(GIMP2.8編)

取り急ぎNetBeans7.2を導入したのは、本来の目的とはまったく違います。
jQueryのためにUTF-8なエディタとして使い、こちらの件は一段落。
では、Macportsを利用して揃えて行きますか。

まずはGIMPですが、OSX10.8リリース時点ではパッケージが配布されていません。
大物をコンパイルする際は、依存関係の問題がつきまとうのは、毎度の事。
FreeBSDOOoで懲りてから、環境を別途用意してるのですが、Macは1台のみ。
最悪のケース(まっさらに戻す)を想定して、試しにコンパイルしてみましょう。

"sudo port install gimp-app"とタイプして後は待つだけさ。 ←この甘さが死を招く
軽い気持ちでコンパイル開始。しかし、2時間半くらい経過してエラー。

w3mコンパイルできない! →ネットの情報から最適化を調整して先へ進む。
gimp-help-enがコンパイルできない! →エラーログではPython関連っぽい。
py*を先にインストールして、セレクタでpython27を指定して先に進む。 
依存関係でqt4-macを要求!なぜ? →PyGTKを入れて先に進む。
依存関係でX要求!えっ? →あ。X11じゃなくてXQuartz…

ここまで、6時間半を費やしました。
どうやら、gimp2のコンパイルには"+quartz"や"+no_x11"が必要らしいです。
しかし、失敗してる方々(お仲間)も多く、どれが正解か判りません。
再構築するにしても依存関係がワケワカなので、全部捨ててやり直そうか。

そう思いながらネットを確認したら、バイナリが配布されてるとの事。
えっ!コンパイル前はなかったのに…。なら、もうコレでいいや。
自前でのコンパイルは諦め、素直に配布物を利用させていただきます。

早速ダウンロードして、GIMP2.8を起動!…しない…あれ?
"where is X11"の問いに答えて、ユーティリティのXQuartz.appを指定したのに。
XQuartzは起動するけど、ターミナルが表示されるだけ。
仕方ないので、ターミナルで"open /Applications/gimp.app"と入力。
それでも起動しない。うーん。

なんか他に情報はないかな…と探してたら、突然GIMPが起動開始。
えっ、今頃?30秒どころか1分くらい経ってるよ?

幸い、遅かったのは初期起動だけで、今は普通に起動してます。
それにしても大物のコンパイルは大変だわ。もうしばらくは遠慮しておこう。