刹那(せつな)の瞬き

Willkömmen! Ich heiße Setsuna. Haben Sie etwas Zeit für mich?

人生の転換期

先週、10/5(水)に退職したいと願い出ました。
奇しくも同日にSteve Jobsが逝去されたので、この日は決して忘れられません。

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僕自身、学生の頃からずっとやりたかった事があります。
今はまだ具体的に書けないけど、実現したい夢があります。

それに向けて、裏付けになる知識や技術を身につけるには時間が必要です。
いつか夢を実現させるその日のためにと、10年以上研鑽を積んできました。
そして、現在。僕は自分のやりたい事を実現できる段階に辿り着いたと思ってます。

今の会社の仕事は得意な分野のひとつではあるけれど、僕の考える方向に進められない。
根本的に考え方が合わない社長との調整は一苦労。
こちらも10年以上付き合ってたのですが、いい加減、苦痛になってきました。

先月末、懸案になっていた技術面の問題はすべてクリア。
これで誰が担当しても先へ進める事ができるはず。
なので、もう僕が居なくても困らないでしょう。

そして、社長の行動予定を考慮して、10/5に辞意を伝えたわけです。

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人間誰しもそうですが、僕も人生で巡り会った人から様々な影響を受けてきました。

学生時代、理系に偏ってた感覚を解放してくれ、大切な事を思い出させてくれた賢き後輩。
新入社員の頃から厳しく指導されたけど、今の知識の礎を築いてくれた元上司。
出向先で、上には上がいる事と、本質を見極める事を身に染みるくらい強烈に教えてくれた同い年の元同僚。
そして、僕にインスピレーションを与えてくれたり、忘れてた(隠してた)感性を呼び覚ましてくれる、ミューズ的な元同僚。

他にも大勢の方から色々なものを貰ってます。
反面教師もいますが、良いもの・悪いもの両方を得てます。

実は社長も影響を与えてくれた一人です。
良くも悪くも30年くらいの付き合いなので、一言では表せません。
中学生の僕がPCでプログラミングできる環境を与えてくれた人です。
学生時代、ずっとプログラミングのバイトさせてくれた人です。

前職を退職した後、企業コンサルタントを目指した時期もありました。
それでも、Windowsの技術を必要としてくれたので、腕試しも兼ねて引き受ける事にしたのです。

そんな訳で、本来は「恩人」として敬うべき方なのですが、今の姿は組織のトップとは言えません。
今の様子を書くと、僕が恥ずかしい思いをするので止めておきます。はぁ。

しかし、組織のトップとして機能しないのであれば、百害あって一利なしです。
お客様が離れ、社員が路頭に迷うような判断や指示をするのであれば、言わずもがな。
いくら「恩人」とはいえ、度を超してます。それでも、僕の態度は不遜ですか?

あまりに残念なので、敢えて書きます。
老いましたね。社長。」