「できません」は悪い事?
「できません」が禁句な会社があるそうですね。
この「できません」という台詞が出てしまう状況は様々でしょう。
経営者、管理者、リーダー、担当者など、それぞれの立場で視点や訴えることが異なる訳ですから。
もちろん後ろ向きなのは問題外です。そんな人は去りましょう。
確かに時間、手法、資金、人材の制約による「できない」であれば、改善しようと努力することもできるでしょう。
そういう問題であれば「できません」と言うのは感心しません。とっとと、やりましょう。
真摯に取り組めない人や組織に、セレンディピティ(Serendipity)が舞い降りることはあり得ませんので。
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しかし、「できません」と言わなかったばかりに、大変な状況に陥ることがあります。
個人だけでなく、会社そのものが窮地に立たされることもあります。
もし、絶対に「できません」と言わない医師がいたら、あなたならどうしますか?
僕は嫌です。できない事は「できません」と言ってもらいたい。
夢を見せられて、夢から醒めたらダメだったなんて悲し過ぎます。
「できません」なんて台詞は誰だって言いたくない訳で。
その台詞が口から出るからには、鬱積した何かがあるはずです。
そのバックボーンが判れば、次の行動に移せるのに。
なので、僕は「できません」と言います。
禁句にしてはいけない言葉だと思います。